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じーさん [洒落にならない怖い話31]

半年くらい前、ぶっ倒れて入院して緊急病棟に運び込まれて生死の境をさ迷いました。で、無事意識を取り戻し、ひと月くらいで一般病棟に戻されて4人部屋に入った時の事。
俺以外はみんなじーさんだった。で、うち一人は呼吸器つけて心電図ついてて意識もないじーさんだった。24時間「シュコー…シュコー…」ってダースベイダーみたいな音立ててさ。なんでこんなのが一般病棟にいんのかわかんないくらい怪しいじーさんだった。
俺が一般病棟に入って四日目の午前2時くらいかな、その日、眠れなかったから携帯いじってたら突然「ヴァァァオアオァァ!」ってそのじーさんが叫びだした。すげぇびびって、カーテンの裏から様子を伺ってたら
「ねーちゃん!くるなー!こっちくるなぁ!俺まだ行きとうないぃぃぃ!!ねーちゃんこないでくれぇぇぇ!」
とか叫び続けてんの。すげぇ不気味で。ナースコールのボタン押して看護婦さん呼ぼうとしたけど反応がなくて。歩いてナースステーションまで行こうとカーテン開けたらバリバリバリ!っとか音がして、呼吸器とか点滴とか引き抜いたじーさんが立ってんの。

「アヒヒヒヒヒ」

って笑いながら。なんかヤベェって思いながらナースステーション目指して歩いたんだけど、じーさん俺の後ろから追いかけてくるんだ。
「ヴァァァァ!」とか雄叫び挙げながら。俺、ひと月くらい寝たきりだったから足がふらついてうまく走れなくて。
なんとかナースステーションに着いたら看護婦さんはいなかった。後ろのじーさんもいなかった。叫び声で起きてきた他の入院患者さん達も廊下に出てきて。

なんか、じーさんが別の病室の中で足痙攣させながらぶっ倒れてたらしい。そのじーさんはそのまま緊急病棟に連れてかれて。


そのじーさんがどうなかったかはわかりません。
俺にとっちゃあ死ぬほど怖かった話です。死後の世界からのお迎えってヤツを信じたくなる事件でした。




632:本当にあった怖い名無し:2006/04/08(土) 12:45:09 ID:MKkjfEht0
タモリが昔TVで話してた幽霊にとりつかれた知人の話ってどこかにない?



680:本当にあった怖い名無し:2006/04/09(日) 01:36:16 ID:ZuBUy9rtO
>>632
様子がおかしくなった友達の部屋に行ったら、
タンスの隙間にうすっぺらい女がいた…
てヤツ??



740:本当にあった怖い名無し:2006/04/09(日) 22:55:10 ID:V73QUli/0
>>680
それそれ。
まあ話はなんとなく覚えてるんだが、改めて読んでみたいなあと。



741:本当にあった怖い名無し:2006/04/09(日) 23:08:48 ID:VEBhX3/e0
>>740
それって桜金造の話じゃない?



749:本当にあった怖い名無し:2006/04/10(月) 00:07:41 ID:xEKYrKoo0
>>741
元はそうだったのかも。
おれがTVで見たのはタモリが話してるやつだった。



751:本当にあった怖い名無し:2006/04/10(月) 00:52:20 ID:kK1k1iQ6O
>>740
おれもうろ覚えだから、細部に間違いがあるかもしれんが…
大学の友人が最近何故か姿を見せなくなり、不審に思った主人公(金造なの?)。心配なので友人宅に様子を見に行く事にした。
アパートを訪ね声をかけると、友人は普通に出てきた。…がなんだか妙にやつれている。
「なんで最近大学来ない訳?」と尋ねると「"彼女"がどこにも行くなって言うからさー」と答える友人。
「お前彼女なんていたの!?てか一緒に住んでんの!?」と、主人公は彼女を一目見てやろうと部屋に上がり込んだ。
しかし狭いアパートの部屋には、他に人がいる様子はない。「誰もいねーじゃん…お前大丈夫??」と心配になった主人公。
すると友人。「何言ってんだよ、居るよ。そこに。」と、タンスを指差す。
「おいおい、こんなとこにいる訳が…」示された先に目をやると…
タンスとタンス(壁だっけ?)の隙間、数センチにも満たない隙間に女がいて…こっちをみていた。
おれこの話聞いて以来隙間ダメort
ケータイから長文スマソ



815:本当にあった怖い名無し:2006/04/10(月) 18:48:45 ID:xEKYrKoo0
>>751
GJ!
久しぶりにゾクゾクできた。

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