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もんじゃくる [洒落にならない怖い話10]

高校の時の話。
通ってた高校は交換留学があって、行き先はNY。

お世話になった家は工場勤務のパパと、学食でパートのママ、同じ年のジェニファーと3歳年下の妹、10歳年下で小学生の妹がいて、毎日が賑やかでユーモア溢れた楽しい家庭だった。
自分は英語が得意な方だったケド、やっぱ辞書無しでは分からない事も一杯だった。

パパがボランティアでやってる消防団の仕事で、夜いなかった時の話。
文化の違いをお互いに挙げてみんなで盛り上がってた。
一番下の妹はもう寝てて、話が段々と怪談話に。
日本にはコックリさんってのがあってねって言ったら、やってみよー!って盛り上がって、さっそくセッティング。
ママはロウソク、ジェニファーはコイン、妹は紙にアルファベットを書き込んで。
ロウソクに火をつけて電気を消して、準備万端。



917: 本当にあった怖い名無し:2012/11/20(火) 12:30:15.22 ID:F+Es67lv0
ママと妹が相向かいに座って、妹の隣に自分、少し離れたソファーにジェニファーが座ってた。

インチキがないようにママと妹は紙を見ずにお互いを見てるようにし、コインが止まった文字はあたしがノートに書き写してからみんなに見せるってカンジで進行していった。

最初はふざけた妹がわざとコインを動かしたりして
ママに怒られたりしてたけど、段々二人がマジ顔に。
お互いで、アンタ動かしてる?なんて確認しだした。

そんな事を言ってる間にもコインはスルスルと動いて、
あたしが一文字書き留めるとまた動いてを繰り返した。

鳥居マークでコインが止まって、ママと妹があたしの書いた紙に注目した。


痛い
ごめんなさい
後悔している
帰りたい
死ぬのは間違い
ここは地獄

そんな事が書いてあった。
ママも妹もあたしもガクブル。

これ、誰なんだろう?
聞いてみようぜって事になって、再びママと妹がコインに指を置いて見つめ合った。



918:本当にあった怖い名無し:2012/11/20(火) 12:31:35.53 ID:F+Es67lv0
あなた、誰なの?
ママが小さく呟くと、コインが動き始めた。
チラリとママと妹の顔を見ると、凄く怯えた顔で、
二人ともオーマイガッとかアンビリーバボーって何度も呟いてた。
ヤバイ。こりゃマジだったかって今更気付いて、あたしも凄く怖くなった。

単語と数字、そして
ジェンは知っている
家族に伝えて欲しい
という言葉を指してコインは鳥居に戻った。

コインもあたしが書く手も止まったのを感じて、ママと妹がこっちを見て、すごい声で叫んだ。
びっくりして、あたしは椅子から転げ落ち、ソファーに座ってたジェニファーが慌てて駆け寄ってきた。

妹は何か叫びながらコックリさんの紙をビリビリ破って、
あたしが書いた紙はグッチャグチャにもんじゃくって投げ捨てた。
ママは真っ白な顔色でガクガク震えて何かをずっと呟いてた。
ジェニファーが、もんじゃくってポイされた紙を拾って読んで、フリーズした。

もうホント訳わからなくて、とりあえず説明してほしいと頼んだ。

書かれていたのは、先月、留学先の学校で自殺した子の名前と、自殺した日付だった。
その子はジェニファーをジェンと呼んでいて、悩みを相談していたという。



919:本当にあった怖い名無し:2012/11/20(火) 12:33:02.97 ID:F+Es67lv0
こりゃーもうダメだ。
早く電気つけようよ。
怖いからみんなでスイッチのトコまで行こうよ。
とか言いながらみんなで壁のスイッチのトコまで移動して、部屋のスイッチオン。

バリーンと音を立ててプチシャンデリアみたいな形の部屋の照明器具が弾け飛んだ。
もう、大絶叫。
みんなで泣きながら後片付けして、テーブルの上に使ったコインを放置して、
みんなで固まって寝た。

コインは、早朝帰ったパパが朝食の準備をしてる時には無かったと言ってた。

コインの行方はともかく、あのコックリさんナイトの話は、数十年たった今でも、
家族とあたしの中ではタブーになっている。

長文失礼しました。

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怪しい中古車 [洒落にならない怖い話10]

実体験なんだけども不思議なことがあったんで。駄文ですがお付き合いを。
俺が車で大事故にあって大怪我&廃車になってしまってから半年。
退院してから中古の安い車を買ったんだけど、その車がすごく怪しい。

車検満タン全塗済みで捨て値で売ってくれたんだ。ひと月の給料で買えるくらいの値段。
まあ贅沢は言えないのでそれに乗っていたんだが、
膝が当たる部分(ハンドルの下あたり)に穴が開いてたんだよ。
多分…というかまず間違い無く事故車。相当な勢いで当たったんじゃないかと。

でドアに付いてるポケットみたいなとこには写真が一枚。
どうやら前に乗っていた人の写真っぽい。逝ったのかどうなのかは謎。
正直気持ち悪いけどなんとなく捨てられないので元の位置に戻して忘れることにした。
ただこの車に乗るようになってから不思議なことがたくさん起きるようになってしまった。



836: 本当にあった怖い名無し:2012/11/17(土) 02:50:29.54 ID:LZTihJv60
夜に車が滅多に通らないような山道で、対向車が猛スピードで前からやってきて俺の車に突っ込んだと思ったら光が車の中を通過して、そのまま通り抜けて走り去って行ったり、
国道で反対車線側の斜め向かいから白いワンピースの女性が
真っ直ぐ車のほうに向かって突っ込んできたり
(普通に轢いたかと思って友人と足ガクガクになりながら車を降りたが何もなし)
普段は何も見えないのにその車に乗っている時だけ何かが見えてしまう。

まあそれには徐々に慣れていったんだけど…。
そしてある時、俺が乗ってた車が廃車置場にあったというので友人二人と車二台で見に行った。
途中で墓地を通過した時、真っ暗闇の中(街灯がないため)に座り込んでるおじいさんが一人。
気になったので通りすぎてしばらく行ったところで車を停めて、
前を走ってた友人達に聞くとそんな人はいなかったとのこと。
もうそのあたりから嫌な予感しかしない。



837:本当にあった怖い名無し:2012/11/17(土) 02:51:49.76 ID:LZTihJv60
気をとりなおしてそのまま進み(戻りたくないんで…)墓地を抜けると廃車置場があった。
車内が血だらけになったままの車だけど、自分の血なのでそれは怖くないw

ただその隣にあった同じように血だらけになってる車からものすごく変な感じを受け、「なんかやばいから帰ろうぜ」と車に乗り込んだ瞬間、
その車の運転席に眠るように座る男性が見えた。
慌ててエンジンを掛けて帰ろうとしたら、友人の車がうんともすんとも言わなくなってしまった。

「何やってんだよ!早く!」と叫ぶ俺。
「セルは回ってるのにかかんないんだよ!」と友人達。
そうしている間にも嫌な予感はどんどん膨らんでいく。
けん引ロープを持っていたので急いで車をつないでいたんだけど、
その頃にはもう友人達の様子がおかしい。
バックミラー越しに運転席と助手席にいる二人を見ると、
完全に生気がない顔をして、どこか遠くを見つめてるよう。
家に帰るまで全く会話している様子なしで、それこそ幽霊のような感じ。



838:本当にあった怖い名無し:2012/11/17(土) 02:53:04.16 ID:LZTihJv60
その日から友人二人は仕事を休みだし、そのまま一ヶ月経ってしまった。
その友人の親から「仕事行くように言ってくれないか?」と頼まれて部屋に行ってみたものの、ぼーっとしてテレビのリモコンを持って1秒ごとにチャンネルを変え続けるだけで反応なし。

数時間チャンネルを変え続けてた。
もう一人の友人の方はもっと悲惨だったらしいんだけどどんな様子だったのかは詳しく知らない。

結局お祓いをしてもらった途端、次の日から何もなかったかのように仕事に出だした。
やっぱりとり憑かれてたようで…。
しかし色んなものを見た俺自身は何もなかったと思う。
でも一応俺もお祓いしておこうと神社とか行ったんだけど、
なぜか断られてしまうんだよね。どこ行っても。

以上です。あったことそのまま書いたらまとまりない上に長文になってしまってスマン。

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カンプー頭 [洒落にならない怖い話10]

俺が怖い話とか不思議な話に興味をもつきっかけになった話。
半年くらいまえに沖縄の北部で体験したこと。


当時免許取りたての俺はドライブをするのが好きだった。
そしてある日、運転もずいぶん慣れてきたということで
沖縄の北部を海沿いに一周してみようと考えた。
ルートは西海岸沿いに北上していって辺戸岬までいって東海岸沿いに南下し、
自分の家の東側くらいまで来たら家の方向に向かう、かかる時間は気にしない、
そんなプランだった。

朝は少し寝坊したので昼飯を食べて、グーグルでルートを確認してから出発した。
順調に北上していきつつ、いろんな店に寄り道したりしてたので
名護につく頃には夕方になっていた。
夕飯を食べ終えて休憩を済ませた俺は再び辺戸岬方面へ向かってドライブし、
辺戸岬につく頃には8時くらいになっていた。



827: 本当にあった怖い名無し:2012/11/16(金) 21:21:32.02 ID:U4C/45eQ0
まあ辺戸岬では怖い体験とかなかったんだけどね。

辺戸岬を出発し東海岸沿いに南下し始めたけど、
想像してたよりも山道に時間がかかり疲れてしまったので、
マングローブが有名?らしい公園の駐車場で休憩することにした。

外に出てみると星がよく見えてめちゃくちゃ綺麗だったので外を散歩することにした。
これから帰る時に通るであろう道を10分ほど歩いていると左の方に道とバス停を発見したので、
その道に入っていった。そこは見た範囲では家と空き地が半々ぐらいの、
発展途中の住宅街みたいなところだった。
その辺を散歩しているとふとある道が気になった。

そこは自動車が1台分だけ通れそうな場所で下り坂になっており、
方向的に海側に行けそうな道だった。
俺は、もしかしてこの先に綺麗な砂浜があって、そんな場所で綺麗な星を眺めれるかも!!
とか冒険心をくすぐられ、期待しながらその道を下っていった。



828:本当にあった怖い名無し:2012/11/16(金) 21:22:02.64 ID:U4C/45eQ0
2分ほど歩いたところで俺の夢は打ち砕かれた。
道がU字に曲がっていて方向的に180度ターンさせるような感じの道になっていた。
しかも上の方から流れてきた水がU字のちょうど折り返しのところに溜まっていて、
コケみたいなのが生えたり、
なんかヤゴとかカエルとかがいそうな感じになっていた。

通ろうと思えば通れそうだけど足とか滑べらせそうな感じ。
しょうがないのでその場所でしばらく星を眺めてそれから車に戻ることにした。

ぼーっと星を眺めてると首が痛くなってきたので目線を海方面に向けた。
そこで変なことに気がつく。
俺がいるU字の道と海の間には草やら木やらが生い茂っていたんだけど、
そこから白い人型のモヤみたいなのがだんだんこっちに近づいているような感じだった。
最初は霧か気温の差とかでできる雲的な何かだと思ってたけど、
だんだん近づいてくるにつれてそれが何かわかってきた。



829:本当にあった怖い名無し:2012/11/16(金) 21:22:44.15 ID:U4C/45eQ0
それはカンプー頭(カンプーでググると髪型出てくると思います)で
昔の沖縄の着物みたいなのを着ていて首が90度以上は曲がっている女の人だった。
は?ってなった。
それがだんだんスーッって近づいてくる。上半身ユラユラしながら。
さらに後ろから3人くらい来る。兵隊だったり、昔の沖縄の男の人みたいなのとか。
しかも全員首が90度近く曲がってて上半身ユラユラで。

俺はすぐに来た道を走って駆け上がり、全速力で街灯のある場所まで戻った。
そこで後ろを振り返ってみた。
何も無かったけどまだ怖かったのでまた全速力でバス停のところへ走り、
早歩き→体力回復→走る→早歩き
と何回か繰り返して車まで戻った。

公園の駐車場につくとすぐにエンジンを掛けて名護に向かって行った。
無事コンビニについた時にはめちゃくちゃ安心した。
そしてそこからは怖かったので何度もミラーを見たり
念の為に無意味に別の道へ曲がって元の道に戻ったりと、
追跡を巻くような感じで家に帰った。意味は無いと思うけど
そうしないと気分が落ち着かなかった。



830:本当にあった怖い名無し:2012/11/16(金) 21:23:40.91 ID:U4C/45eQ0
以上が俺が体験したことです。
この体験以来、特に変わったこともなく過ごしています。

長文ですみませんでした。!
前半部分はただのドライブの話ですけど
俺は他の人の怖い話を見るときには
最初は普通の話だけどだんだん怖い話になっていく長文タイプの話が好きなので
そういった部分も含ませていただきました。

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