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生霊 [洒落にならない怖い話9]

今の主人と同棲中の頃の話しです。

数日体調が悪く、風邪でもひいたかなと休んでおりました。

ある日、眠っていたら金縛りにあい
「大丈夫疲れているだけ」と自分に言い聞かせ、金縛りが解けるのを待ちました。

まぶたは閉じているはずなのに、何故かうっすらと周りの環境が見える。
「え?どうして?」と思っていたら
私の頭の上から 黒い影が上へ上へとあがってきました。
「なに?え?これなに?」
とガクブルしていると、それが私の顔の上に覆いかぶさる位まで伸び、
手のような物がそれの脇から伸びてきました。
「手だ!」
そう思った瞬間に、その手に首を絞められました。

「殺される!」
そう思った私は動かない手を、足を動かそうと必死になりました。
絞める黒い手は徐々に力が強くなり、気が遠くなり始めました。

その時、主人が『おい!どうした?』と私をゆすり、上体をおこしてくれました。
金縛りは解け、黒いものもいなくなり、安堵で涙が出ました。
主人にその話をしようとしたら 
『くび、どうした?・・・』
私の首には赤いあとがありました。
はっきり手のあとには見えませんでしたが、鏡で確認した時は怖くて泣いてしまいました。



172: 本当にあった怖い名無し:2009/08/21(金) 19:06:04 ID:5JsX+ABe0
首のあとが消えるのを待ち、2日ほどお休みをもらいました。
幾分体調も良くなったので出勤する事に。
接客業でしたが、仲の良いお客さまもいて雑談しながら勤務しておりましたら、

あるお客様が
『Mちゃん(私)最近身体の調子悪くない?』
と聞いてきました。
私は笑顔で
「そうなんですよ。風邪でもひいたかなぁと思ってまして・・・顔色悪いですか?」
と聞いてみました。

お客様は 静かに頷いて
『ごめんね 二人で話したいんだけどいいかしら?』
と。
普段そんな事を言わないお客様に何かしら感じたので、
店長に断りをいれて、ちょっと時間を作って外で話しを聞いてみることに。

お客様 『あのね、Mちゃんにね、女の人がついてるのよ』
私   「は?」

『ん~Mちゃん、彼氏いるでしょ?その彼氏関係の女性のようね』
「え?」

もう 心臓バックバクでした。
お客様には彼氏がいることも、金縛りにあったことも何も言ってませんので、
急なお話しにめまいがしそうでした。



173: 本当にあった怖い名無し:2009/08/21(金) 19:08:50 ID:5JsX+ABe0
「実は、先日金縛りにあいまして・・・」
と話してみると、
『えぇ、そうみたいね。今も首をしめようとしてるわよ。
かなり前からMちゃんについていたみたいだけど分からなかった?』

「ええええええええええ!!」

『ねぇ ちょっと握手してちょうだい』
言われるままに握手をすると
『ん~・・・んっ・・・・』
と難しい表情で唸っていました。

数分経ったでしょうか、
『ん~ちょっと厳しかったわ。。。半分くらいは軽くなるはずだから』

「え?ちょっ!どういうことですか?半分?」

『うん、今全部はできなかったって事。
どうもね、彼氏の事を好きな女性みたい。
彼氏への昔の想いが一人立ちしちゃってるようね。』



174: 本当にあった怖い名無し:2009/08/21(金) 19:11:02 ID:5JsX+ABe0
『今、その女性は こういうことになっていると言う事を知らないの。
分かりやすく言えば
自分が Mちゃんに生霊を飛ばして苦しめてるって知らないの。
可哀想ね。自分も辛くなるのにね。』

『あ、もちろんMちゃんが一番の被害者だわね。
 彼氏にこの事を話ししてみなさい
そして二人で仲良くやっていく事を誓うといいわ』

『それ(黒い生霊)もあとは自然に離れると思う。
Mちゃん達が幸せそうにやってるのみれば離れていくわ』

言われた通りに彼氏と話しをしてみたら
思い当たるふしがあったと。
私と付き合う数年前にストーカーになった彼女がいた。
面倒くさくなって新しい彼女を作って(私ではない)もう彼女がいるからと諦めさせたと。

ごめんな と謝られました。
その彼女さんが今どうしているのかは分かりませんがあれからは何もありません。
私達はその数ヵ月後に結婚をしたので、本当に諦めたのかもしれませんね。

ただ、あれからどの病院にいっても首を触診されて
「腫れているような気がする。検査するように。」と言われるようになりました。
検査を受けても毎度何もないのですが。
以上です。
乱文長文失礼しました。

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子供が見たモノ [洒落にならない怖い話9]

娘が3歳位の時、中古で大き目の車を買いました。
私も娘も大喜びで大きな車を楽しんでいました。

しかし数週間した頃、娘が車に乗り込もうとした時に急に大泣き。
「どうしたの?」と聞くと、
『お兄ちゃんが怒ってる』と言う。
「どこにもお兄ちゃんなんていないよ?」
『そこに座ってるお兄ちゃんが睨んでる』
と、誰も乗っていない最後部座席を指差しました。
ぞっとする私でしたが、2列目に娘をだっこして乗り込み
「大丈夫だからね」と言うと
『うん もう怒ってないみたい』と。

それから何度か車に乗ることを拒否するような事がありました。
そのお兄ちゃんは いる時と いない時があり、
いても 笑っている時と 怒っている時があるようでした。



151: 本当にあった怖い名無し:2009/08/21(金) 17:54:26 ID:5JsX+ABe0
ある日、その当時住んでいたマンションでくつろいでいた時
娘が急に「こないでえええ」とガン泣きし始まった。
『どうしたの?』と聞くと、車のお兄ちゃんが家に来る と言うのです。

聞いた私も怖くなりましたが、娘を宥めなくてはと思い
「ここはおうちだから大丈夫だからね」
と言い聞かせましたが、
娘は
『もう玄関まできたよお!怖い!怒ってる!』
『入ってこようとしてるよおおおお!』
と暴れる程大泣きしました。

正直、私もガクブルでしたが、
玄関に向かって
「こら!いい加減にしなさい!入ってくるなあ!」
と叫びました。正直涙ちょちょぎれてました。
閉まっている玄関を見て大泣きする娘を抱きしめて、
「大丈夫だから!ママが守るから!」と震えていました。



152: 本当にあった怖い名無し:2009/08/21(金) 17:55:44 ID:5JsX+ABe0
いました元々「天井の隅におばあちゃんがいる」
「今日はおじちゃんがきてる」
と 視えるらしい娘でしたが、そのお兄ちゃんへの怖がりようは半端ありませんでした。

家にあった塩を玄関にまき、威嚇するように大きな声で
「入ってくるな!娘を泣かすな!」と叫び続けました。
玄関から遠い部屋で娘を抱きかかえ、主人の帰宅を待ちました。
1時間もすると『もう帰ったみたい』と娘が言いまして、ほっとして涙が出ました。

親戚の紹介で視える方に相談したところ、その車にはお兄ちゃん(小学高学年くらい)が乗っているとの事。
そして、幼い娘と一緒に遊びたいと思っているらしい事。
毎日一緒に遊びたいのに、何故車にこないのだと怒っているとの事。

マンションの部屋まで来た事は少し警戒しなくてはいけないので、
盛り塩をするように。それから車に可愛らしいお人形でも乗せるといいと言われました。

言われた通り実行し、1ヶ月もした頃には娘も普通に車に乗り込めるようになり、
お兄ちゃんの事を口に出さなくなりました。

以上です。
当時はものすごく怖くて、とにかく必死だった記憶があります。
マンション玄関まで来たのはその一回だけですが、近くまで来てる!と怖がった事は数回ありました。
今、娘は6歳になり、もう視えてはいないようです。お兄ちゃんの記憶もありません。
乱文、申し訳ありません。

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殺人現場 [洒落にならない怖い話9]

これ既出かな?

この間、深夜に近くの公園へサイクリングへ行った時のこと。

公園の間に走る一本の細い道を進んで行くと、唐突に一軒の家が現れる。
公園の敷地の方へ30メートルほど入った先にあるその家の周りには暗い森以外何もない。
ただ俺のいる小道の街灯が微かにその家を照らしているだけで、その家は薄暗くひっそりと佇んでいる。

とてつもなく異様な雰囲気が漂うその家はかつて
日本を震撼させた殺人事件の現場となった家で、今は誰も住んでいない。
まだ未解決の事件だからついこの間までは必ずパトカーが常駐していたけど、
最近はどういう訳だかパトカーがいない。

その時、俺はその家の正面まで行ってみようと思った。
何故かは分からないけどちゃんと正面からその家を見てみたかった。
自転車を道の脇に置き、ゆっくりと歩いて行った。
一歩一歩近づくたびに緊張で鼓動が早くなる。
正面に着き、その家を見上げてみる。

ごく普通の一軒家。
そんなに荒れてもいないし、玄関周りからは生活感すら感じる。
ただ普通と違うのは、明かりが一切無い、ただそれだけ。
そう、ただそれだけなのが生々しくて恐ろしい。
その家は事件の瞬間のまま時間が止まってる…



141: 本当にあった怖い名無し:2009/08/21(金) 14:55:26 ID:dHMU2l9l0
と、その時、俺のすぐ横に誰かが立っていることに気づいた。
これにはさすがに心臓が止まるかと思った。
それが警官だと理解するまでにしばらく時間がかかった。
なんせ真っ暗なんだから。

警官だと分かって安心すると、その警官は「どうしたの?」と訊いてきた。
あー、職質だろうなと思った。
こんな夜中に一人で未解決事件の現場に来てるんだから。
「最近パトカーが止まってないからこの家を正面から見てみようと思って…」
今考えると怪しさ全開な回答だけど俺がそう言うと、
警官は「今は駐在が一人になったからパトカーはないんだよ」と親切に教えてくれた。

「こんなに真っ暗な事件現場に一人で大変ですねー」と言うと、
「すごく怖いよ~、誰もいない家の中から物音が聞こえてくるんだよ~」と俺を怖がらせてきた。
そして数分間その警官と立ち話をして、ご苦労様ですと伝えて家に帰った。
いや~、本当にビックリした。

翌日、そのことを家主に話した。
すると、ある疑問が出てきた。

その1) あの警官は何故俺に職質をしなかったのか。
その2) あの警官は明かりが一切ない状況で何をしていたのか。
その3) 何故、彼は足音も立てずに俺の横に立てたのか…

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