大阪・あべのハルカスは異次元空間に繋がる新スポット? 阿倍野区の怪史とは? [予言予知]
どうも、オカルト・怪談を研究している吉田悠軌です。
これまで何度もお送りしてきた、東京の闇をえぐる「悪所シリーズ」。渋谷ヒカリエ、新国立競技場、虎ノ門ヒルズなどの話題スポットを取り上げ、その地に隠された驚愕の真実を伝えてきました。キラびやかな外見に惑わされて、魔都・東京の暗黒に呑み込まれてはならない。そんな使命感から、僕はさんざん警鐘を鳴らしてきたつもりです。
…とはいえ、いまいち真意が伝わっていないのか、
「皆が楽しんでる新名所にいちいち噛みついてんじゃねえよ!」
「本当は自分も行きたいのに、流行に乗るのが恥ずかしくて、イチャモンつけてるだけでしょ?」
「妄想、お疲れさま」
そんな反論をいただくこともしばしば。まあ、全く見当はずれなので、気にしておりませんけどね。「都心のおしゃれスポットで遊ぶリア充をやっかんでるだけ」なんて意見については、誤解もはなはだしいですよ。僕だって、けっこう街にくり出して遊び歩いてますよ? 漫画喫茶とか図書館とか…。
さて、本題に入ります。
今回は番外編として、東京ではなく大阪に焦点をあててみましょう。
そう、今年3月に全面オープンした日本一の高層ビル、「あべのハルカス」についてです!
【今回の悪所:あべのハルカス】
地上300mという高さは現在、ビルとして日本最高。展望台「ハルカス300」や、360度ガラス張りの「天上回廊」からの絶景が人気を呼んでいます。最近では「日本一高い盆踊り」「ミスゆかたコンテスト」などの夏ならではのイベントも賑わったとのこと。
皆さん楽しそうでなによりですが、人気スポットよりオカルトが好きな僕は、こうも心配してしまうのです。
「あべのハルカスなんて訪れたら、異次元空間に迷いこむ危険があるぞ!」
と……。
『もう、そういうのいいから、漫画喫茶でも行って大人しくしてなよ』そう思われる方もいらっしゃるでしょうが、とりあえず、まあ聞いてください。
実は去年の部分開業時から、あべのハルカスでは「幽霊が出る」という噂が囁かれていました。コアマガジン系サイト「ブッチNEWS」(2013年6月)では、実本修兵氏により、
「初老のくたびれたスーツ姿のおじさんがスーッと消えていった」
「顔が潰れたような真っ赤な顔面の女が階段から降りてきた」
といった怪談を収集した記事が掲載されています。フロア店員から直接に取材したものですので、実話怪談としての信憑性は高いでしょう。さらに実本氏はハルカス周辺が、南北朝の合戦や大阪冬の陣の激戦地であった点に着目。今も多くの骨が埋まっている安倍野区を「心霊現象が多発する土地」と推測しています。
確かに、あべのハルカス周辺は怪談の多い土地です。かつての合戦地というだけでなく、多くの遺体が埋葬されてきたという土地柄もあるでしょう。大阪の処刑場といえば千日前が有名ですが、その墓地は明治以降に阿倍野へと移され、今も広大な敷地が広がる阿倍野墓地として残されています。その北西にある飛田新地、釜ヶ崎のあたりも、旧・鳶田刑場と墓地があった場所です。
もっと古い時代では、ハルカスから天王寺駅を挟んだすぐ北にある「悲田院町」。これは聖徳太子が建てた日本初の救護施設「悲田院」が地名として残っているものです。貧しい病人や孤児などを収容した場所であり、この頃から既に都市部における格差・貧困が社会問題となっていたことが窺われます。確かに現在でも、あべのハルカスなど高層ビル群のすぐ横に、西成などの低層住宅街が並ぶというのは、南米の大都市を思わせるコントラストな風景であります。
実際、あべのハルカスから南に向かった土地は、西日本屈指の高級住宅街。個人地主が多いせいでしょうか。碁番目状の大阪市街の中で、ここだけ区画が複雑にうねくっているのが、地図を見るとよく分かります。まるで迷宮のような住宅街なので、道に迷う人も多くいるようです。それどころか、この周辺には本当に結界がはり巡らされていているのだ、という意見すらあります。そのせいで方向が分かりづらくなったり、突然ワープしたりといった怪体験が起きている、と……。
その根拠は、あべの筋と旧熊野街道の間にある「安倍晴明神社」。『え、晴明神社って京都じゃないの?』と、思われる方もいるでしょうが、あの日本一の陰陽師・安倍晴明の出身地こそ、阿倍野区だとされているのです。最強の呪力を誇った晴明ですから、その生地にはいまだパワーが残っていてもおかしくありません。
ここで注目したいのは「あべのハルカス」という名称。ハルカスとは古語「晴るかす」からきており、「晴れ晴れと(気持ちが)明るくなる」といった意味で使われております。……おや? あべの…晴…明……? もうお気づきですね。「あべのハルカス」とは、そのまま「安倍晴明」を表している! と言っても過言ではないかもしれないのです!
京都を巨大な結界都市とした大陰陽師・安倍晴明。その名を言霊のごとく利用するとは、逆に言えば、そうせざるを得ない事情があるということ。この一帯は、戦乱や処刑地という歴史があり、いまだ貧困問題がうずまき、さらに晴明の故郷かつ神社が近くにある土地です。そこに日本最大の巨大ビルを建ててしまったのだから、なんらかの「場」が歪んでしまう危険もあります。幽霊を見るだけならまだしも、ふいに異界に迷いこんでしまったりして……?
あべのハルカスを訪れるなら、ちょっと注意した方がいいのではという主張、お分かりいただけたでしょうか。今年も猛暑が続きますし、クーラーの効いた家で休んでいるのが一番安全かもしれませんね
スポンサーリンク
これまで何度もお送りしてきた、東京の闇をえぐる「悪所シリーズ」。渋谷ヒカリエ、新国立競技場、虎ノ門ヒルズなどの話題スポットを取り上げ、その地に隠された驚愕の真実を伝えてきました。キラびやかな外見に惑わされて、魔都・東京の暗黒に呑み込まれてはならない。そんな使命感から、僕はさんざん警鐘を鳴らしてきたつもりです。
…とはいえ、いまいち真意が伝わっていないのか、
「皆が楽しんでる新名所にいちいち噛みついてんじゃねえよ!」
「本当は自分も行きたいのに、流行に乗るのが恥ずかしくて、イチャモンつけてるだけでしょ?」
「妄想、お疲れさま」
そんな反論をいただくこともしばしば。まあ、全く見当はずれなので、気にしておりませんけどね。「都心のおしゃれスポットで遊ぶリア充をやっかんでるだけ」なんて意見については、誤解もはなはだしいですよ。僕だって、けっこう街にくり出して遊び歩いてますよ? 漫画喫茶とか図書館とか…。
さて、本題に入ります。
今回は番外編として、東京ではなく大阪に焦点をあててみましょう。
そう、今年3月に全面オープンした日本一の高層ビル、「あべのハルカス」についてです!
【今回の悪所:あべのハルカス】
地上300mという高さは現在、ビルとして日本最高。展望台「ハルカス300」や、360度ガラス張りの「天上回廊」からの絶景が人気を呼んでいます。最近では「日本一高い盆踊り」「ミスゆかたコンテスト」などの夏ならではのイベントも賑わったとのこと。
皆さん楽しそうでなによりですが、人気スポットよりオカルトが好きな僕は、こうも心配してしまうのです。
「あべのハルカスなんて訪れたら、異次元空間に迷いこむ危険があるぞ!」
と……。
『もう、そういうのいいから、漫画喫茶でも行って大人しくしてなよ』そう思われる方もいらっしゃるでしょうが、とりあえず、まあ聞いてください。
実は去年の部分開業時から、あべのハルカスでは「幽霊が出る」という噂が囁かれていました。コアマガジン系サイト「ブッチNEWS」(2013年6月)では、実本修兵氏により、
「初老のくたびれたスーツ姿のおじさんがスーッと消えていった」
「顔が潰れたような真っ赤な顔面の女が階段から降りてきた」
といった怪談を収集した記事が掲載されています。フロア店員から直接に取材したものですので、実話怪談としての信憑性は高いでしょう。さらに実本氏はハルカス周辺が、南北朝の合戦や大阪冬の陣の激戦地であった点に着目。今も多くの骨が埋まっている安倍野区を「心霊現象が多発する土地」と推測しています。
確かに、あべのハルカス周辺は怪談の多い土地です。かつての合戦地というだけでなく、多くの遺体が埋葬されてきたという土地柄もあるでしょう。大阪の処刑場といえば千日前が有名ですが、その墓地は明治以降に阿倍野へと移され、今も広大な敷地が広がる阿倍野墓地として残されています。その北西にある飛田新地、釜ヶ崎のあたりも、旧・鳶田刑場と墓地があった場所です。
もっと古い時代では、ハルカスから天王寺駅を挟んだすぐ北にある「悲田院町」。これは聖徳太子が建てた日本初の救護施設「悲田院」が地名として残っているものです。貧しい病人や孤児などを収容した場所であり、この頃から既に都市部における格差・貧困が社会問題となっていたことが窺われます。確かに現在でも、あべのハルカスなど高層ビル群のすぐ横に、西成などの低層住宅街が並ぶというのは、南米の大都市を思わせるコントラストな風景であります。
実際、あべのハルカスから南に向かった土地は、西日本屈指の高級住宅街。個人地主が多いせいでしょうか。碁番目状の大阪市街の中で、ここだけ区画が複雑にうねくっているのが、地図を見るとよく分かります。まるで迷宮のような住宅街なので、道に迷う人も多くいるようです。それどころか、この周辺には本当に結界がはり巡らされていているのだ、という意見すらあります。そのせいで方向が分かりづらくなったり、突然ワープしたりといった怪体験が起きている、と……。
その根拠は、あべの筋と旧熊野街道の間にある「安倍晴明神社」。『え、晴明神社って京都じゃないの?』と、思われる方もいるでしょうが、あの日本一の陰陽師・安倍晴明の出身地こそ、阿倍野区だとされているのです。最強の呪力を誇った晴明ですから、その生地にはいまだパワーが残っていてもおかしくありません。
ここで注目したいのは「あべのハルカス」という名称。ハルカスとは古語「晴るかす」からきており、「晴れ晴れと(気持ちが)明るくなる」といった意味で使われております。……おや? あべの…晴…明……? もうお気づきですね。「あべのハルカス」とは、そのまま「安倍晴明」を表している! と言っても過言ではないかもしれないのです!
京都を巨大な結界都市とした大陰陽師・安倍晴明。その名を言霊のごとく利用するとは、逆に言えば、そうせざるを得ない事情があるということ。この一帯は、戦乱や処刑地という歴史があり、いまだ貧困問題がうずまき、さらに晴明の故郷かつ神社が近くにある土地です。そこに日本最大の巨大ビルを建ててしまったのだから、なんらかの「場」が歪んでしまう危険もあります。幽霊を見るだけならまだしも、ふいに異界に迷いこんでしまったりして……?
あべのハルカスを訪れるなら、ちょっと注意した方がいいのではという主張、お分かりいただけたでしょうか。今年も猛暑が続きますし、クーラーの効いた家で休んでいるのが一番安全かもしれませんね
スポンサーリンク
コメント 0