SSブログ
洒落にならない怖い話34 ブログトップ
前の3件 | 次の3件

雨の中のおじさん [洒落にならない怖い話34]

友達から聞いた話。

ある雨の日、友人Aが近所のお寺に出かけようとしたらしい。
道中に坂道を通るんだが、その坂道に差し掛かるとき登り切ったところに一人のおじさんが立ってるのが見えた。
そのおじさんはリュックを背負って、雨の中傘もささずにじっとこっちを見ている。

なんだが気味が悪いと思いつつも、Aはそのおじさんの横を通り過ぎた。
通り過ぎた直後、ふとおじさんが気になり振り返るとおじさんの姿は忽然と消えていた。
そしてその場所には、さっきまでおじさんが背負っていたはずのリュックとボロボロに黄ばんだ新聞だけがぽつんと置いてあった。
不気味に思いながらも新聞を開いてみると、なぜか昭和62年の新聞。(当時2009年くらい)

明らかに異質な気がして、Aは逃げ帰ったあとAの祖母に報告したそうだ。
(Aの祖母は地元ではその手のものが見えると有名だった)
少し霊視をしてもらったそうなんだが、どうやら
「霊ではないが妖怪の類でもない。でもこの世のものでもない」
らしい。

死ぬほど怖くもないが、少し不思議な話。

スポンサーリンク




カエルの卵 [洒落にならない怖い話34]

小さい頃に見た奇妙なモノについて、書きたいし意見を聞きたいのですが
なにぶん、かなり年月が経過していますので曖昧なのはご勘弁を。
また、その後に観たジブリ作品や妖怪の登場するアニメ等からの影響で
脳内変換・細部補正が行われている可能性も充分、考えられます。

さて、幼少の頃、我が家は自営業だった為、忙しい時期になると
オレは祖母(当時の気分で書くので、以下 婆ちゃん)の家に預けられる事が
多かった。 
ド田舎ではないけど、のどかな場所にある一昔前の日本家屋。
それなりに年季が入っているので、全体的にあまり綺麗ではなかったけど一部屋だけ
いつも小奇麗にしてある部屋があった。
普段は使わないようにしている部屋なのだが、整理整頓されていて気持ちのいい部屋だった。
「あまり使わないから綺麗」なのか「使わないのに綺麗にしている」のかは
分からない。ただ、そんなに特別な部屋ってわけじゃなくて、親戚などが
大勢集まれば、その部屋も開放していた。

んで、一人で婆ちゃんの家にいてもすぐヒマになる。するとオリの中の熊のように
家中を歩き回る癖があった。ある時、その小奇麗な部屋にふらっと入ると
天井に見慣れないモノがびっしりと張り付く、というか詰まってるというか・・・を見た。
ヒキガエルの卵はご存じでしょうか? 透明なゼリー状のチューブのような物の中心に
黒い卵が帯状に連続して入ってるアレ。
アレの超巨大な感じのモノ。透明のゼリーチューブの直径は20~30㎝位だろうか。
中に入っている球体は黒くなくて、淡い緑・・・だったような気がする。

で、そんなのが蛇とか人間の腸のように何重にも曲がりながら
天井一面に張り付いて、グニョ~グニョ~と動いてるの。
一瞬見えて、すぐ消える事もあれば、長い時間見える事もあった。
毎日見えるワケではなくて、何日かに一度で不定期だったような。
で、たまにムニュッ・ポペッ!って感じで中の球体がチューブの外に出される。
グレープフルーツ程度の大きさで、淡い色の綺麗な球体だったように思う。
外に出るタイミングに規則性はなくて、ポペペペッ!って何個も出る事もあった。
球体は外に出ると、しばらく浮かんでるんだけど、次第に消えていくんだよね。



512:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/08/05(火) 18:22:15.47 ID:N31j/1Tq0.net
それらの一連のモノなんだけど、当時は それほど怖くはなかったのね。
あと、人には秘密にしておいた方が自分にとって得策だと、幼心に感じていたように思う。
婆ちゃんに変なのがいるって言って、一緒に見に行くといない、みたいな事が
あったせいかな?って想像してみたけど、その辺の記憶は曖昧。
で、いつの間にか見なくなった。見えていた期間は1~2年程度だったろうか。

十代後半位になった頃か、婆ちゃんにあの部屋って何か変わった事あるの?と
聞いてみたが、全く心当たりがないらしい。先祖から受け継いできた
陶器とか茶器とか色々な骨董品めいた物をしまっていたので、壊しちゃまずいと
思って部屋を使わないようにしていただけだって。

で、今 振り返って分析するに。
・一人でいる時間が長い子供は、空想の世界で友達を作り上げ その子と遊ぶ、ってのは珍しくないらしい。
 成長と共に消えていくようだ。
・異形のモノは、テレビや図鑑で見たカエルの卵の映像が頭に残っていて、それを再現した。

こんな所でしょうか。

しかし、疑問も・・・。あの異形のモノ、ちっとも遊んでくれなかった。
遊ぶどころか目も口もありゃしないし、オレの事を認識してるかどうかも怪しかった。
オレに対して、敵意はなかったと思うけど、興味もなかったように思う。
ただ単にいるだけで、自分のしたいようにしてるだけにしか見えなかったのだが。

あれはなんだったんでしょう。

スポンサーリンク




白い犬 [洒落にならない怖い話34]

厨房の頃兄貴の原付を借りて夜道を徘徊してた
街灯もない暗い道に入ってしまい凄く怖くなったので急いで帰ろうとスピードを上げた
視界の左隅に何だか白い物が付いくるように見えるが幻覚だと自分に言い聞かせた
白いのがあまりにしつこいので幻覚だと確認する為に左を見たら白い犬が並走してた
そして急に吠え始めた
ビビって転けて俺が血だらけになって原付壊して兄貴に怒られました




506:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/08/05(火) 12:39:41.90 ID:tdAePy/I0.net
>>498
俺もよく似た経験がある

厨房の頃兄貴の原付を借りて夜道を徘徊してた
街灯もない暗い道に入ってしまい凄く怖くなったので急いで帰ろうとスピードを上げた
視界の左隅に何だか黒い物が付いくるように見えるが幻覚だと自分に言い聞かせた
黒いのがあまりにしつこいので幻覚だと確認する為に左を見たら黒い猫が並走してた
「そんなバカな…」と思いながらさらにスピードを上げるが一向に振り切れない
どころかついには黒猫の方が追い抜いて行ってしまいました…
そこでふっと気を失って気づくと夜が明けていました
あれは一体何だったんでしょうかねぇ…



510:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/08/05(火) 15:28:03.44 ID:uCYHqq+e0.net
死ぬほどじゃないけど心臓止まりそうなことはあった
病院の夜勤で深夜定時に巡回するんだけど廊下の角で
よく心霊写真に出てくるような顔半分こっちを覗いているのを見る
ライト当てると消えるがなんかそこ通るのやだやだ

スポンサーリンク




前の3件 | 次の3件 洒落にならない怖い話34 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。