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無視だよ [洒落にならない怖い話18]

5年ほど前、学校や会社の備品(蛍光灯とかね)を配達するバイトをしてた。
1日10件ほどを車でのんびり回る楽なバイトだった。
ある日、いつものように小学校に配達に行ったら、用務員のおじさんが
「この備品は体育館の倉庫にいれておきたい」って言うから、
二人で荷物抱えて体育館に行った。

その日は夏休み中だったので学校に児童は居なかった。
体育館もシーンと静まりかえっていた。
倉庫は舞台の上手(かみて)から下手(しもて)に抜ける地下通路にあった。
10年ぶりぐらいに小学校の体育館の舞台に上がり
『なつかしいな~。舞台こんなに低くかったっけ?』などとキョロキョロしていた。

そのとき視線を感じてふと天井を眺めた。すると舞台の天井に架かっている橋
(お芝居のとき紙の雪とか降らす所)から、低学年ぐらいの水色の服を着た
女の子がこちらを見下ろしていた。
『なんであんなところに女の子がいるんだ?』と、
不思議に思いながら見ていると、用務員のおじさんが

「あ~見ない見ない。あんまり見ていると君についてきちゃうよ」

と、言って地下通路の倉庫の方に歩いていった。
・・・俺についてくる!?
なんか背筋に寒気がはしり、俺は急いでおじさんの後を追った。



846:2/2:2007/08/25(土) 02:59:30 ID:Zv/8f9wK0
俺が地下トンネルに降りたときには既におじさんは
倉庫に自分が運んできた荷物を入れていた。
俺はおじさんのところまで駆け寄っていった。するとおじさんは、

「とりあえず荷物入れよう。・・・そこまで降りてきてるけど無視だよ無視。
 どんどん近づいてきちゃうからね」

俺は入ってきたのと反対側の地下通路の入り口に目をやった。
そこにはさっき見た女の子がぼーっと立ってコチラを見ている。
そりゃもー怖くて怖くて…ガタガタ震えながら荷物を倉庫に詰め込み、おじさんに
寄り添うようにして体育館を後にした。

用務員室でコーヒーを飲みながらおじさんが話しだした。
「君にも見えたか?大体の人が見えないんだけどね」
と笑いながら言った。幽霊なんですか?と聞くと

「よくワカラン。ワシがここに赴任してきたときからあの姿でいるんだ。
 初めてあの子に体育館で会った時にワシ声掛けてしまったんよ。
 どーしたのー?ってな。
 そうしたら懐いてしまったのか、ワシの周りにずーっといるんだよ」

そう話している時に一瞬チラッとおじさんが俺から目線を外して俺の後ろを見た。
俺は反射的に振り向こうとしたら、おじさんがそれを止めた。

「見るな・・・え~・・・あれだ、もう帰ったほうがいいんじゃないか?」


それからの数日間、あの女の子が憑いて来てるんじゃないかとビクビクしながら過ごしたが、
女の子を見ることは無かった。
あの時、用務員室で後ろを振り向いていたらどうなっていたのだろう

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訪問者 [洒落にならない怖い話18]

昨日の夜の話 食わず嫌い王見ながら遅めの夕飯を食べてたとき

“ピンポーン”
(ちなみにワンルームのアパートです)

玄関行って何の躊躇いもなくドアを開けてしまった
見知らぬ女が季節はずれの暑そうなワンピースを着て黙って立っている
今現在、付き合っている彼女は居ないし、過去に付き合った女でもない
色々考えたが全く心当たりが無いので、数秒の沈黙の後

俺「どうかしました?」
女「・・て」声がか細くて聞こえない
俺「え?」
女「・れて」

と言った次の瞬間、半開きのドアの縁を ガッ っと女が掴んできた
突然の出来事でビビッたが反射的にドアを閉めようとした
女は片足を突っ込んできて入ろうとしている
さっきのか細い声とは裏腹にすごい力だ
なんとか振り切ってドアを閉め、鍵をかけた

“ドンドンドンドンドン”
“ピポンピポンピポン”

ドアを叩きながらチャイムを連打してる
俺はあまりのことにパニック状態で腰が抜けたような感じで身動き出来ない
どれぐらい時間が経ったかわからないが、やがて音は聞こえなくなった
まだ心臓がバクバクしてる



751:本当にあった怖い名無し:2007/08/24(金) 16:01:37 ID:1gUEbe2b0
と、今度は隣の部屋から“ドンドンドンピポンピポン”って聞こえてくる
ひぇーーーー なんなんだあれはと、我に返り家中の戸締りチェックをし
部屋の真ん中でガタガタ震えてた
すると今度は2つ隣(恐らくだが)部屋のドアを叩く音がする
やっと落ち着いた頃には物音しなくなってたけど怖くて眠れなかったよ・・・・

ドアから手を振りほどく時に女の爪が引っかく音
キリキリっていうかカサカサっていうか・・・
あの音が耳から離れない・・・

詳細は謎だが予測するに、精神的に病んでる方だと思う
確かに生きてる人間だったけどマジで怖かった

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バスルーム [洒落にならない怖い話18]

あんまり怖くないが聞いてくれ。

我が一族は一応歴史だけは無駄にある一族なんだ(僕で16代目)。
で、何故か女は異常に霊感が強いっていう不思議な一族。

僕はというと、男なのに何故か霊感強しOTL

まぁ前振りはこのへんにして。


この間、会社の研修で東北の研修所(ト○○ムの研修所)に行ったわけよ。

で講義受けて、みんなで酒飲んで、寝るかーってなるじゃない。

酒飲む前に、風呂に入ってたから(ちなみに風呂は各部屋にあるユニットバス)
湯船にはまだお湯をはりっぱなしだったんだ。
いつもはお湯抜いて、しっかり片づけてから寝るんだけど、
その時は酒も入ってたからめんどくさくて寝ちゃったんだよね。


で、寝てからそんなに経たないうちに、何かの音で目が覚めちゃった。
寝ぼけながらも、何の音だろう…?と聞いていると、どうやら水音。って言っても、
ポタポタ、とかじゃなくて、バケツ一杯をひっくり返しているような音が
規則的に延々と続いてる。しかも明らかに自分の部屋のバスルームから。

『何でそんな音が?』って考えた瞬間、急に嫌な寒気がしたんだよね。
氷のプールにぶち込まれた気分だった。



747:ずもっく:2007/08/24(金) 15:43:03 ID:bP+rVO72O
とりあえず、このままじゃうるさいうえに怖くて寝られないし、
仕方なくバスルームを覗いてみることにしたんだ。

で、バスルームを扉の外から覗いてみると、
明らかに人のカタチをした何かがバスルームを歩き回っている。
その何かが一歩踏み出す度にバシャッっていう水音がした。

『この音だったのか…。』
とか冷静な事考えながらも、この後どうすれば良いのかわからない。


でも、結局開ける事にしたんだ。

『3、2、1…GO!』って心の中で呟いて、電気をつけると同時にバスルームの戸を開けた。

明るくなった一瞬の中、それは見えた。

水が人のカタチを成して歩く様を。

それは目が合った(実際目は無かったんだけど、何故かわかった。)
瞬間に、バスルームの床に崩して散らばった。


しばらく呆然としちゃった後、何気なく浴槽を見たら、
確かに満タンにはったままだったはずが、キレイに空っぽになっていた。


その後はユニットバスの床がビショビショになってしまったので、
びびりながらも拭き掃除しましたw

ありゃ何だったんだ…。
これから寝る時は浴槽空っぽにしてから寝ないと怖くてたまらんw




748:本当にあった怖い名無し:2007/08/24(金) 15:46:39 ID:4CeNmLJL0
風呂場に人陰あるのに良く開けれるな。
俺なら怖くて外出て警察呼ぶわ。



749:本当にあった怖い名無し:2007/08/24(金) 15:54:33 ID:SOyldp6DO
多分個室でしょ 自分以外いるはずがない状況で
そうなったらそういうものだろうし
開けるのがてっとりばやそう

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