SSブログ
洒落にならない怖い話17 ブログトップ
前の3件 | 次の3件

長生きできんね [洒落にならない怖い話17]

私も占い師に「長生きできんね」と言われたことある。
理由も聞いた。
「あんた、大陸に行ったことあるだろう? そこで憑かれたんだと思うけど、悪霊なんて
もんじゃない。神に近いから、まず払えないし、どこに行っても障ることを恐れて何も
できないよ。」とか。

確かに、仕事で中国に数年住んでいた。
「まあ、日本にいる限り、息子さんが成人するまでは持つよ。あんたの背後に白狐が見える。
これが強いし、あんたの家系、将門信仰してる者がいるからね。お祖父様お祖母さまに感謝
することだ。・・・それと、叔母さんかな? 修道院にいる人もいるねえ。彼女も遠くからあなたを
守っているよ。・・・でも、あと数年だね。」

息子、もう15歳なんですが。あと5年でこの世とさよなら?それを何故断言できる?

私の不審そうな顔に、占い師は続けた。
「あんた、過去に手の筋切って何かできなくなってない?」
確かに。ジャズピアノをやっていてそこそこ仕事もあったが、交通事故の後遺症で今、左手が
あまり動かず、ピアノなんてもうとても無理な状態である。



240:2:2008/02/24(日) 09:55:24 ID:7HEfDi1a0
「それは持って行かれたんだよ。でも命だけは、あんたを守る人たちに救われた。
 でも、次は全て取る、と言っているよ。・・・ごめんねえ、不快な事ばかり言って。」

占い師はそう言って、私から料金を取らなかった。
あと5年でこの世から去る? にわかに信じられなないし、今も信じてない。
ところが、その占い師は「当たる」と評判だそうだ。
割と高額な見料も、あんなに長時間話したのに「残りの人生に使いなさい」と貰わなかった。

帰宅後、夫と子供に話した。信じてないけど、と言いつつ。
「私が死んだら、あななたちが心配で・・・」と言ったら、夫も子供も、
「それは自分たちが乗り越えること。おかんは心配しないで、残りを好きに使っていいよ」と。

今のところ病気などは無い。でも人は何で死ぬか解らない。
ちなみに、後日、ある有名神社にお払いの相談をしたら占い師の言ったとおり、
「神様にはできる限り障りたく無いんです。こちらの命も危ないですから」と。
「すいません、どんな神様が憑いてるって?」
「・・・地獄の神様です。あなたの左手を持ってます。・・・日本の神様ではありませんね。」と。



241:3:2008/02/24(日) 09:56:06 ID:7HEfDi1a0
回避方法無しと言われたのだが、神主さんには、
「でも基本的に自分はあまり信じてないんです。私には見えませんから。」と言ったところ、
「そういう強い気持ちも大事ですよ。」とか。
「なんで私なんでしょう?」
「人と同じですよ。好みなんです。昔から、神様に愛されると長生きできないと言いますね。
あれと一緒ですよ。」

いや、そんな若くも無いですしと言ったら、「寿命からしたら充分若いですよ。」と。

実家のお稲荷様と、近所の将門神社には毎日詣でている。
でも、最近、右肩が重いことに気がついた。
そして、もともと夢などあまり見ないのに、夢を見るようになった。
どこかの屋敷で、ピアノをずっと弾き続けている夢。
動かない左手が動くのは気分がいい、ずっとここにいたいと思う。
「ずっといてもいいんだよ」と、背後から右肩に手を置かれ、めが覚める。

いつかこのまま、目を覚まさなくなるのだろうか。

スポンサーリンク




心霊スポットに巣くうモノ [洒落にならない怖い話17]

先日起こった洒落にならなかった事。

オカルト好きな俺とA男とB子で怖い話を2時間ぐらいしてたんだけど、
A男が「心霊スポット行かない?」って言い出して、ノリで行く事になった。

俺の住んでる所はど田舎のT県。
最強に怖い心霊スポットがあるんだけど、三人でそこは辞めとこうってなって、
程々に怖いF市にある廃墟に行く事になった。
A男が車運転で。

いざ着いてみると周りは真っ暗。
本気で怖くなってきた俺とB子はちょいガクブルだったけど、
好奇心モリモリのA男が先頭に立って侵入。

結構人が来てたらしく、廃墟の入口に
「近隣の迷惑になりますのでむやみに入らないで下さい」って看板があった。

無視。侵入。



228:星を見る人:2008/02/24(日) 06:12:34 ID:uStZw/AUO
入ってみると意外に広くて、もう夜の2時まわってたから
真っ暗で懐中電灯忘れて三人で携帯のライトを頼りに固まって捜索。

まず一階を探索。
地元のヤンキー様達がスプレーで壁に「夜露死苦」だの「喧嘩上等」だの書いてあった。
笑う俺達。

和んだところで更に奥に進むと襖のある部屋?和室みたいな部屋があって
襖と襖の間に写経みたいなお札が縦に目茶苦茶貼ってあって、流石に三人もビビった。

ガチなのか?と思いながら、次は二階へ行こうってなって階段へ進んだ時A男にメールがあった。
まさか…と思って恐る恐るA男の携帯を三人で見た。



229:星を見る人:2008/02/24(日) 06:13:56 ID:uStZw/AUO
自称霊能力者のC子からだった。
内容はこうだった。

「今すぐ家に帰って。お願いだから。」

次は俺とB子に同時にメール

「今どこにいるか解らないけど今すぐ家に帰って。お願いだから。」

はぁ?と思いつつ、戸惑ってたらB子がいきなり猛スピードで出口に走り始めた

そして俺とA男もダッシュで追い掛けた

B子が「皆早く帰ろう!早く!」と叫んでた。
とりあえずC子の言う通り、B子を追い掛けて。



230:星を見る人:2008/02/24(日) 06:17:16 ID:uStZw/AUO
車の中で俺がC子に電話したら、

俺「どうしたの?」

C子「どこにいたの?」

俺「F廃墟。心霊スポットだけど、メールの意味わかんないんだけど?」

C子「そうだったんだ。私今さっきまで寝てたのね、そしたらアンタとAとBが夢に出てきて三人共傷だらけだったん。すっごく嫌な予感したからメールしたの。」

俺「マジで?俺達その時、その廃墟の二階に行こうとしとったんやけど」

C子「行かない方が良かったと思う。」

俺「なんかあったんかな?」

C子「わかんないけど、なんか不安になってね。でも戻ってくれて良かった。じゃあ私また寝るね、おやすみー」

俺「あ、はいはいお休みー」

-ピッ-



231:星を見る人:2008/02/24(日) 06:18:49 ID:uStZw/AUO
俺が二人に電話の内容話すと、

A男「C子ってモノホンなんかな?つかB子なんでいきなり走り出したん?」

B子「見た…」

俺「何が?霊!?何系??女の子!?」

B子「違うよ、私さ台所付近に行ったらカップ麺の容器の空が大量に落ちてたの。」

俺「…で?」

A男「なんでそれで逃げたの?つか見たって何を?」

B子「…両手に包丁持ったホームレスみたいな人が二階の部屋からこっち見下ろしてた」

俺 A男「……マジ?ヤバくない?」

B子「だから逃げたん。」

スポンサーリンク




占い [洒落にならない怖い話17]

15年も前の話なんで細部はよく覚えてないので簡潔に

心霊スポット行った
なにも起こらなかったので記念にガラス片を持ち帰った
その際手を怪我した

ここれだけならよくありそうな話なんですが昨日、少し気味悪い体験をしたので書きます

春休み暇なんで友人と一緒に旅行に行ったんだけど、そこで占いの店があったんだ
友人がそういうの好きらしく、俺もみてもらうことになった
手を見せた途端、占いのじーさんがあからさまに顔しかめて
「君、残念だけど長生きできないよ」だってさ
突然のことで混乱してるとこにさらにじーさんが
「まあ自業自得だね」って
じーさんのいきなりのイミフ発言にちょっとイラっときて
「いきなりなんですか?どういうことですか?」
って切れ気味に問いただしたらどうやら手の傷が原因らしい

ちなみに傷跡は今でも残ってるけど傷自体はかすり傷でたいしたことはありません
じーさんが言うには切ったもの(ガラスの破片)、切った場所(手のひら)
どちらも最悪だそうです

胡散臭い話なんで信じてないですが、これとは関係なく
結構病弱なんで長生きは出来ないと自分でも思ってますけどw

スポンサーリンク




前の3件 | 次の3件 洒落にならない怖い話17 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。