髪の長い影 [洒落にならない怖い話14]
まとめて書いたつもりなんだが、
長文になってしまった。めんどくさい人はスルーしてほしい。
この件は口に出すと思い出すから嫌だったんだが、
トラウマ克服の為に文章に残そうと思う。
今はもう結婚して引越したんで別の家に住んでいるんだが、
7年前くらい前に住んでた実家で起こった出来事。
基本的に寝る時間が遅い俺は、大抵夜中2、3時に床につく。
その日も確かそれくらいの時間だったと思う。
布団に入ってうつらうつらし始めた頃、足元の方でパキパキッと音が聞こえた。
俺の部屋は固めのアコーディオンカーテンで仕切られていて、
マグネットで柱にくっつけて"扉を閉めた状態"にしてたのね。
それで、当時は猫を飼っていて、猫が俺の所で寝たくなったり、
トイレ行きたくなったりした時、無理やりアコーディオンカーテンの下を潜り抜けて来るのよ。
そん時に聞こえる音がパキパキ音なのね。
832:本当にあった怖い名無し:2009/04/22(水) 10:07:13 ID:CCMtbITL0
それで、猫が来たんだなーと、
腕枕する為に首を横に向けたまま、体だけ仰向けになったのね。
そしたら案の定、布団の上に何かが乗った重みを感じたんだ。
でも中々枕の方まで来ない。
普段は起こすのも寝るのもすぐに顔の所まで来るのに、とか考えてたら、
その重みの感触が変なのに気付いた。
重みが二つあるんだ。何だろうと思って体を起こそうとしたら完全な金縛り。
その二つの重みが交互に布団の上を移動してくる。
首が横向いた状態で動かなかったから足元が見えなかったんだが、
そこで初めて重みの正体に気が付いた。
誰かが俺を跨いでたんだ。
833:本当にあった怖い名無し:2009/04/22(水) 10:10:38 ID:CCMtbITL0
そいつはゆっくりとした足取りで、頭の方へ歩いてくる。
最初親かとも思ったが、こんな時間に起きてるわけないし、泥棒か!?とも思った。
必死で体を動かそうとするが金縛りで全く動けない。
もがいてると、寝る時につけているオレンジの常夜灯が陰になったのが解った。
完全に誰かが、上から俺を見下ろしている状態になってたんだ。
このままじゃヤバイと思い、どうにかしようと必死に目だけを動かして、
そいつの姿を視界の端に捕らえたんだ。
そしたら髪の毛のスゲー長い人型が俺を上から見下ろしてた。
天井にある常夜灯が逆光になってるせいで、男か女かも解らん影だけに見えたが、
とにかくそいつが上からジーーーーッと俺を見てる。
ホントに殺されるんじゃないかと思ったから、これ以上無いくらい力を振り絞って、
首を上に向けて、起き上がろうとしたのよ。
その瞬間、しゃがんだんだか、首が落ちたんだか解らんが、
影になってる人の頭の部分がもの凄い勢いでストーーーーンと俺の頭の横に下りて(落ちて)来た。
そしてそいつが俺の耳元で囁いたんだ。
「・・・何をしたの?」
って。男と女の声が混ぜたボイスチェンジャーみたいな声だった。
思わずひいっとか情けない悲鳴を上げてしまったんだが、
それと同時に金縛りが解けて起き上がる事ができた。
もの凄い力入れてたから全身汗だくだし、翌日筋肉痛になるし大変だったよ。
コイツにはもう一度襲われる事になるんだけど、
長くなるし今回はこの辺で区切らせてもらうよ。
読み難い文章の上、長文で申し訳ない。
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長文になってしまった。めんどくさい人はスルーしてほしい。
この件は口に出すと思い出すから嫌だったんだが、
トラウマ克服の為に文章に残そうと思う。
今はもう結婚して引越したんで別の家に住んでいるんだが、
7年前くらい前に住んでた実家で起こった出来事。
基本的に寝る時間が遅い俺は、大抵夜中2、3時に床につく。
その日も確かそれくらいの時間だったと思う。
布団に入ってうつらうつらし始めた頃、足元の方でパキパキッと音が聞こえた。
俺の部屋は固めのアコーディオンカーテンで仕切られていて、
マグネットで柱にくっつけて"扉を閉めた状態"にしてたのね。
それで、当時は猫を飼っていて、猫が俺の所で寝たくなったり、
トイレ行きたくなったりした時、無理やりアコーディオンカーテンの下を潜り抜けて来るのよ。
そん時に聞こえる音がパキパキ音なのね。
832:本当にあった怖い名無し:2009/04/22(水) 10:07:13 ID:CCMtbITL0
それで、猫が来たんだなーと、
腕枕する為に首を横に向けたまま、体だけ仰向けになったのね。
そしたら案の定、布団の上に何かが乗った重みを感じたんだ。
でも中々枕の方まで来ない。
普段は起こすのも寝るのもすぐに顔の所まで来るのに、とか考えてたら、
その重みの感触が変なのに気付いた。
重みが二つあるんだ。何だろうと思って体を起こそうとしたら完全な金縛り。
その二つの重みが交互に布団の上を移動してくる。
首が横向いた状態で動かなかったから足元が見えなかったんだが、
そこで初めて重みの正体に気が付いた。
誰かが俺を跨いでたんだ。
833:本当にあった怖い名無し:2009/04/22(水) 10:10:38 ID:CCMtbITL0
そいつはゆっくりとした足取りで、頭の方へ歩いてくる。
最初親かとも思ったが、こんな時間に起きてるわけないし、泥棒か!?とも思った。
必死で体を動かそうとするが金縛りで全く動けない。
もがいてると、寝る時につけているオレンジの常夜灯が陰になったのが解った。
完全に誰かが、上から俺を見下ろしている状態になってたんだ。
このままじゃヤバイと思い、どうにかしようと必死に目だけを動かして、
そいつの姿を視界の端に捕らえたんだ。
そしたら髪の毛のスゲー長い人型が俺を上から見下ろしてた。
天井にある常夜灯が逆光になってるせいで、男か女かも解らん影だけに見えたが、
とにかくそいつが上からジーーーーッと俺を見てる。
ホントに殺されるんじゃないかと思ったから、これ以上無いくらい力を振り絞って、
首を上に向けて、起き上がろうとしたのよ。
その瞬間、しゃがんだんだか、首が落ちたんだか解らんが、
影になってる人の頭の部分がもの凄い勢いでストーーーーンと俺の頭の横に下りて(落ちて)来た。
そしてそいつが俺の耳元で囁いたんだ。
「・・・何をしたの?」
って。男と女の声が混ぜたボイスチェンジャーみたいな声だった。
思わずひいっとか情けない悲鳴を上げてしまったんだが、
それと同時に金縛りが解けて起き上がる事ができた。
もの凄い力入れてたから全身汗だくだし、翌日筋肉痛になるし大変だったよ。
コイツにはもう一度襲われる事になるんだけど、
長くなるし今回はこの辺で区切らせてもらうよ。
読み難い文章の上、長文で申し訳ない。
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幼稚園児 [洒落にならない怖い話14]
ちょいとグロ入るが実話を。
去年の秋、時刻は午前5時頃、友人と釣りに出かけた。
場所は近所の沼津。
釣り道具を持ち友人と釣り場まで一方通行の道を歩いていた。
途中公園に差し掛かろうとしたとき、幼稚園児であろう子供3人ほどが
公園前の道路でしゃがんでいた、しゃがんでいる場所に子供が一人倒れていた。
友人と「何事か?」と思い近付くと倒れてる子供は頭が片側完全に潰れ、
脳が飛び出していた、もう片側は眼球がが飛び出し、口から少量の血が出ていた、
しゃがんでいた子供達は倒れてる子供の脳を掴んだり、眼球があったであろう
穴から出たゼリー状の物質を遊び道具?のコップに入れたりして遊んでいた。
僕らは即通報。
轢き逃げだったらしい。
もう釣りどころではなかった。
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去年の秋、時刻は午前5時頃、友人と釣りに出かけた。
場所は近所の沼津。
釣り道具を持ち友人と釣り場まで一方通行の道を歩いていた。
途中公園に差し掛かろうとしたとき、幼稚園児であろう子供3人ほどが
公園前の道路でしゃがんでいた、しゃがんでいる場所に子供が一人倒れていた。
友人と「何事か?」と思い近付くと倒れてる子供は頭が片側完全に潰れ、
脳が飛び出していた、もう片側は眼球がが飛び出し、口から少量の血が出ていた、
しゃがんでいた子供達は倒れてる子供の脳を掴んだり、眼球があったであろう
穴から出たゼリー状の物質を遊び道具?のコップに入れたりして遊んでいた。
僕らは即通報。
轢き逃げだったらしい。
もう釣りどころではなかった。
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病室 [洒落にならない怖い話14]
自分の体験書いてみる。
子供の頃の話だからあやふやな部分があるし、
はっきりとしたオチもないけど、暇なら読んでくれ。
俺が生まれたときから、母親の親友の女性とその息子がうちに一緒に住んでいた。
ちょっと訳あり(父の不倫とかでは断じてない)なんだけど、そこは省略。
俺は息子Aにすごく懐いていて、Aも俺を実の弟のように可愛がってくれた。
で、3歳くらいの時、俺はやばい病気にかかって入院したんだ。
その時、病室でおかしなものを見た。
大きさは自分と同じ三歳児くらい。
外見は、言うならば日本人ぽい顔立ちのリアルなダッコちゃん人形(若い人は知らんか)。
真っ黒な顔でニヤニヤしていて、唯一白くはっきり見える眼だけが、
左右バラバラに、めちゃくちゃな方向へとギョロギョロ絶えず動いていた。
そいつが上半身は起こした状態で、膝を曲げたり伸ばしたり・・・
うまく言えないけど、脚を尺取り虫みたいに動かして移動する。
動き自体はゆっくりで、病室にある家具にぶつかるとそれにつかまって立ちあがり、
俺の寝ているベッドの方に顔を向けて、「B(=俺)!B!」って叫ぶ。
しばらく叫ぶと方向転換して同じように移動し、家具にあたると立ち上がる。
この繰り返し。訳分からん。
文字で読むと笑えるが、見ると怖いぞ。
そいつが出るのは大抵夜遅くで、時間としては10分くらいかな?
俺は周りの大人たちに泣きながら訴えたんだけど、
親も母の友人も真面目に取り合ってくれなかった。
聞いてくれたのはAだけで、面会時間が終わってAが帰るときはいつも大騒ぎしたらしい。
579:やっぱ2/3:2009/04/18(土) 21:43:32 ID:0TzeR6sz0
入院中ほぼ毎日でるそいつは適当な方向に動いてるように見えたが、
実は少しずつ出現する場所が俺のベッドの近くになっていることに気づいた。
こいつがベッドに着いたらどうなるのかと、心底怖かった。
大人は取り合ってくれない。Aだってまだ子供だから頼りようがない。
病状は悪化していて退院のめども立たない。逃げようのない状況だ。
ある日、とうとうそいつがベッドのすぐそばに現れた。
ちょうどその時いたのがAだけで、俺はそれを指さして必死にAに訴えた。
何回かの方向転換を終えたそいつは、俺のベッドの方向に移動してきた。
自分は殺されちゃうんじゃないかと思って、もう泣きまくった。
その時、困った顔をして見ていたAが泣いてる俺にしがみ付いて、
「A!A!」ってなぜか自分の名前を叫ぶんだ。
俺は( ゚д゚)ポカーン状態だったが、Aが「返事してください。」って言うから、
「うん。」って返事した。そうしたらなぜかあいつの進行止まったんだ。
それからAは「Bって呼んでください。」っていうから、
Aに向かって「B?]って言うと、Aが「はい。」って返事した。
そしてあいつを見ると、これまでずっと目玉をめちゃくちゃに
動かしていたあいつの視線が定まっていた。
Aに向かって。
Aとあいつの目が合っていたようだから、
あの瞬間きっとAにもあいつが見えていたんだと思う。
Aは青い顔で突然泣き出し、病室からすごい勢いで逃げ出した。
あいつは同じような動きだが速度を上げ、Aの後を追って出て行った。
580:3/3:2009/04/18(土) 21:46:47 ID:0TzeR6sz0
あの後なにがあったのかは覚えてなくて、
Aに聞いてもはぐらかされるだけで教えてくれない。
あいつが何者なのかもわからない。
似たような体験談も聞いたことない。
Aもこのことを覚えているから夢でないのは確かなんだが・・・。
結局俺はその日以後急速に回復して、数日後には退院した。
今俺が生きてるのは多分Aのおかげなんだと思う。
ここまでが体験談。
余談だがAはこれ以外にも何かと俺を助けてくれて、
犬に襲われた時や韓国料理屋で石焼ビビンバの器を落とされた時なども、
危険な位置にいたのは俺なのにもかかわらず、庇って代わりに怪我してくれる。
生きているのもそうだが、俺が五体満足なのも実はAのおかげなのかもしれない。
今度飲みにでも誘ってみるよ。
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子供の頃の話だからあやふやな部分があるし、
はっきりとしたオチもないけど、暇なら読んでくれ。
俺が生まれたときから、母親の親友の女性とその息子がうちに一緒に住んでいた。
ちょっと訳あり(父の不倫とかでは断じてない)なんだけど、そこは省略。
俺は息子Aにすごく懐いていて、Aも俺を実の弟のように可愛がってくれた。
で、3歳くらいの時、俺はやばい病気にかかって入院したんだ。
その時、病室でおかしなものを見た。
大きさは自分と同じ三歳児くらい。
外見は、言うならば日本人ぽい顔立ちのリアルなダッコちゃん人形(若い人は知らんか)。
真っ黒な顔でニヤニヤしていて、唯一白くはっきり見える眼だけが、
左右バラバラに、めちゃくちゃな方向へとギョロギョロ絶えず動いていた。
そいつが上半身は起こした状態で、膝を曲げたり伸ばしたり・・・
うまく言えないけど、脚を尺取り虫みたいに動かして移動する。
動き自体はゆっくりで、病室にある家具にぶつかるとそれにつかまって立ちあがり、
俺の寝ているベッドの方に顔を向けて、「B(=俺)!B!」って叫ぶ。
しばらく叫ぶと方向転換して同じように移動し、家具にあたると立ち上がる。
この繰り返し。訳分からん。
文字で読むと笑えるが、見ると怖いぞ。
そいつが出るのは大抵夜遅くで、時間としては10分くらいかな?
俺は周りの大人たちに泣きながら訴えたんだけど、
親も母の友人も真面目に取り合ってくれなかった。
聞いてくれたのはAだけで、面会時間が終わってAが帰るときはいつも大騒ぎしたらしい。
579:やっぱ2/3:2009/04/18(土) 21:43:32 ID:0TzeR6sz0
入院中ほぼ毎日でるそいつは適当な方向に動いてるように見えたが、
実は少しずつ出現する場所が俺のベッドの近くになっていることに気づいた。
こいつがベッドに着いたらどうなるのかと、心底怖かった。
大人は取り合ってくれない。Aだってまだ子供だから頼りようがない。
病状は悪化していて退院のめども立たない。逃げようのない状況だ。
ある日、とうとうそいつがベッドのすぐそばに現れた。
ちょうどその時いたのがAだけで、俺はそれを指さして必死にAに訴えた。
何回かの方向転換を終えたそいつは、俺のベッドの方向に移動してきた。
自分は殺されちゃうんじゃないかと思って、もう泣きまくった。
その時、困った顔をして見ていたAが泣いてる俺にしがみ付いて、
「A!A!」ってなぜか自分の名前を叫ぶんだ。
俺は( ゚д゚)ポカーン状態だったが、Aが「返事してください。」って言うから、
「うん。」って返事した。そうしたらなぜかあいつの進行止まったんだ。
それからAは「Bって呼んでください。」っていうから、
Aに向かって「B?]って言うと、Aが「はい。」って返事した。
そしてあいつを見ると、これまでずっと目玉をめちゃくちゃに
動かしていたあいつの視線が定まっていた。
Aに向かって。
Aとあいつの目が合っていたようだから、
あの瞬間きっとAにもあいつが見えていたんだと思う。
Aは青い顔で突然泣き出し、病室からすごい勢いで逃げ出した。
あいつは同じような動きだが速度を上げ、Aの後を追って出て行った。
580:3/3:2009/04/18(土) 21:46:47 ID:0TzeR6sz0
あの後なにがあったのかは覚えてなくて、
Aに聞いてもはぐらかされるだけで教えてくれない。
あいつが何者なのかもわからない。
似たような体験談も聞いたことない。
Aもこのことを覚えているから夢でないのは確かなんだが・・・。
結局俺はその日以後急速に回復して、数日後には退院した。
今俺が生きてるのは多分Aのおかげなんだと思う。
ここまでが体験談。
余談だがAはこれ以外にも何かと俺を助けてくれて、
犬に襲われた時や韓国料理屋で石焼ビビンバの器を落とされた時なども、
危険な位置にいたのは俺なのにもかかわらず、庇って代わりに怪我してくれる。
生きているのもそうだが、俺が五体満足なのも実はAのおかげなのかもしれない。
今度飲みにでも誘ってみるよ。
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