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案山子 [洒落にならない怖い話31]

去年の夏、祖父母が住む山形県にいったときの話です。
山形は少し田舎の方にいくと、地平線が見えそうなくらい田んぼが広がってました。
祖父母はその田んぼに囲まれたとこに住んでいたんですね。
祖父母の家につき、楽しいひと時を過ごしたんです。
2泊する予定だったので、その日はすぐ床に就きました。
そして翌朝、5時くらい祖母に起こされました。
祖父母はもうこの時間帯には朝飯を食うんだそうです。
僕は目が覚めずぼんやりとしてたのでそのまま外に出て走ろうと思いました。
田んぼの脇の細道をだらだらと走ってたのですが、少し変なものに気づきました。
50mほど前方にまるでマッチ棒のように、棒の先端に丸い物が地面から突き出てるんです。それもかなりの数。
「案山子かな?」
僕は少し小走りにその棒のところまで走っていきました。

僕は胃の中の物を全て吐き出しそうになりました。
地面に突き刺さってる竹の棒で、その先端の丸い物とは、猫の頭だったんです。
その棒はたくさんあり、その先端の物は犬のものであったり、猿(?)の物であったり、
とにかくそれは全て本物の動物の生首でした。
それが田んぼに100本近く立っていたんです。
僕は声は出さずに、そのまま家へと戻りました。
祖父にその事を言うと、「ここいら食害が酷いんじゃーよー」と平然な顔で言ってました。
やはり昔の人とかは今の人と少し感性が違うのかな・・と思いました。
すいません、心霊とかそういう系じゃなくて・・

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