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開かないロッカー [洒落にならない怖い話31]

部室にロッカーがあった。
部員も少なく 小さい部室だったので
ロッカーは10個ぐらいしかなかった。
その中で1つ 開かないロッカーがあった。

新学期を迎える前に
部室移動することになった。
部員総出での部室移動。

順調に作業が進み
ほとんど全ての移動が終わった。
その中で開かないロッカーは残っていた。

『開かないんじゃあ 使えないと同じだな』

先生の一言でロッカーは
外の粗大ゴミ置き場に放置された。

移動が終わった後に
数人で粗大ゴミ置き場に向かった。
どうせ持っていかれてしまうなら
その前に 自分達で開けて見ようと思った。

何とか開けようと奮闘したのだが・・・
一向に開かない。
彼是30分ぐらいやってた。



700:本当にあった怖い名無し:2006/03/27(月) 20:23:07 ID:kBhglOwO0
もう開かないならいいか・・・と思い
帰ろうとした時、

『ゴドン!!』

と音がなった。
ロッカーの扉が少し開いていた。
友達が恐る恐る近づいて
蹴りでロッカーを開けた。

・・・何の変哲も無い
普通のロッカーだ。
錆びてて開かなかったのか・・・?
何か入って無いか
友達がロッカーを探る。
天井に何か張り付いているのを見つけた。

『ベリッ・・・』

嫌な音がした。
ノートが張り付いていた。
中を見てみると 奇妙な絵が描いていた。

パラパラとしか見なかったのだが
どことなく不気味な感じがした。

最後のページに
【ア・・・ジ ンニ ク キタ 】と赤い文字で書かれていた。
ノートは友達が持って帰った。
面白そうだと言うことで。

1週間後 彼は死んだ。

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