人魂 [洒落にならない怖い話27]
これは、私が沖縄に旅行中のできごとです。
私は友達と真夜中に肝試しに行こうと
近くの海岸にある墓場まで出かけることにしました。
はじめは、幽霊なんて信じていない私にとって、
墓場で肝試しなんて楽勝だと思っていた私でしたが、
墓場についたとたん絶句しました。
海岸からなにやら青白い光が墓場のほうへながれていたのです。
「もしかして、人魂…」
そう思ったとき後ろのほうで、おばあさんの声がしました。
「あれは、目に見えない発光する虫が
潮風にふかれて流れてきているだけじゃよ…」
わたしは、
「なーんだひとだまじゃないのかぁ」
と声のするおばあさんの方向をみるとそこには、
無縁仏があるだけ…
一部始終を見ていた友達は、
今でもその日のことを話してはくれません。
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私は友達と真夜中に肝試しに行こうと
近くの海岸にある墓場まで出かけることにしました。
はじめは、幽霊なんて信じていない私にとって、
墓場で肝試しなんて楽勝だと思っていた私でしたが、
墓場についたとたん絶句しました。
海岸からなにやら青白い光が墓場のほうへながれていたのです。
「もしかして、人魂…」
そう思ったとき後ろのほうで、おばあさんの声がしました。
「あれは、目に見えない発光する虫が
潮風にふかれて流れてきているだけじゃよ…」
わたしは、
「なーんだひとだまじゃないのかぁ」
と声のするおばあさんの方向をみるとそこには、
無縁仏があるだけ…
一部始終を見ていた友達は、
今でもその日のことを話してはくれません。
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