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祖母の葬式の晩の事 [不思議な話]

田舎の古い屋敷で壁3面ガラス張りの小さな和室(昭和初期に店舗だった部分)に1人だった。
長い廊下の突き当たりの座敷には祖母が安置されていた。
裏山には江戸時代からの一族の墓が並び、近くの公園には
「城主ですがここで虐殺してごめんなさい、かわりにお社を立てます、許してください」みたいな
木札が立っていた。窓にカーテンもないので、
山の上からのサーチライトの光が鏡張りの部屋に反射して、かなり怖かった。


51: 本当にあった怖い名無し:2011/09/27(火) 12:44:00.48 ID:7dFjN+Z90
祖母の葬式の晩の事 2/3

廊下からひきずるような足音が聞こえてきた。親戚や客は屋敷の表側の座敷に
いるはずなのに、裏に間違えて入ってきたのか…?
しだいにその足音に共鳴してふすまがふわ~んふわ~んと波打ちだした。

さらにふすまの揺れが木枠、部屋全体の桟ガタガタ、ガラスが共鳴してビリビリ
部屋全体が揺れて舟の上みたいな感じだった。
足音は小部屋の前まできたが、また行きつ戻りつしながら消えるまでずいぶんかかった。
とても襖をあける勇気はでなかった…。


52: 本当にあった怖い名無し:2011/09/27(火) 12:49:16.61 ID:7dFjN+Z90
祖母の葬式の晩の事 3/3

表屋敷にいた家族親戚に話すと、裏にいった人はだれもいなかった、この家には
野生のいたちが住んでいて歩き回る、台所から食べ物を盗んだり、
箪笥にいたちが入っていた事もあるので、不意に開けてはいけないとの事。
でも人間が歩いても部屋が波打ったりませんでした。
10年たっても、いたちのせいと納得がいかないんですが、みなさんいかがですか?

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