フライングマン [不思議な話]
最近まで、あまりに不可解な出来事で夢だと思い込んでいた事がある。
俺には兄がいる。お互い家を出ているから、
今年の正月、実家に年賀の挨拶で集まり、久々にあった。
その時に、なんとなく思い出したように「俺が中二の頃、こんな夢を見たんだよ」と
その話をすると、兄貴が「それ夢じゃなくて現実だよ。俺と一緒に見ただろ」と言われ、
今まで自分が夢だと思い込んでいた事に驚いてしまった。それはこんな光景だった。
夜の9時頃、俺と兄は俺の部屋で話し込んでいた。何の話題をしていたか覚えてない。
その時ふと、窓から光が差し込んでいる事に気付いた。うちの実家は都内のマンモス団地で、
俺の部屋はベランダ寄りにある。ちなみに階数は12階。
389: 本当にあった怖い名無し:2011/04/27(水) 21:11:18.13 ID:0N7+Tfzo0
「外で何か光ってる」とベランダを見ながら兄に言うと、
「そうだな」と兄も窓越しにベランダを見つめる。
すると、変なものが見えた。うちの団地の30メートル先には、同じ形をした横長の団地が
もう一棟建っているのだが、その団地の2、3メートル手前を光る物体が
右から左へ浮遊しながら移動している。
「なんだあれ」と兄と目を凝らしてみると、その物体は人の形をしていた。
人ではなく人の形をした何かだった。
棒人間とでも言うのだろうか、昔のテレビゲームに出てくるようなドットで描いた人のようだった。
そいつが向かいの団地の12階の高さの空中を全身から光を発しながら、走るように移動
している。「走るように」とは手足を陸上ランナーの振り上げているのだが、動いている
速度が歩いているのと変わらないからだ。
二人で呆気にとられて、その光景を見ていると、そのうち視界から消えた。
我に返り、急いでベランダに出たが、もうそれは忽然と姿を消しており、いつもの夜の
ベランダの景色が広がっているだけだった。
今でも、あれが何だったのか想像もつかない。電飾をつけた全身タイツを着た人間だった
のではないかと言われれば、そんな感じがしないでもないが、空中を歩いている時点で人間じゃない。
余談だが、それが起こる1週間ぐらい前の夜中、
親父と帰宅した時に上空に浮かぶUFOと思わしき、楕円系の光源を見た。
左右に微妙に揺れながら、宙に停止していた。
急いで家に入り、双眼鏡を持って外に出たら、もう消えていた。
実は、これも夢だと思っていて、この話をしたら、親父に「一緒に見ただろ」とつっこまれた。
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俺には兄がいる。お互い家を出ているから、
今年の正月、実家に年賀の挨拶で集まり、久々にあった。
その時に、なんとなく思い出したように「俺が中二の頃、こんな夢を見たんだよ」と
その話をすると、兄貴が「それ夢じゃなくて現実だよ。俺と一緒に見ただろ」と言われ、
今まで自分が夢だと思い込んでいた事に驚いてしまった。それはこんな光景だった。
夜の9時頃、俺と兄は俺の部屋で話し込んでいた。何の話題をしていたか覚えてない。
その時ふと、窓から光が差し込んでいる事に気付いた。うちの実家は都内のマンモス団地で、
俺の部屋はベランダ寄りにある。ちなみに階数は12階。
389: 本当にあった怖い名無し:2011/04/27(水) 21:11:18.13 ID:0N7+Tfzo0
「外で何か光ってる」とベランダを見ながら兄に言うと、
「そうだな」と兄も窓越しにベランダを見つめる。
すると、変なものが見えた。うちの団地の30メートル先には、同じ形をした横長の団地が
もう一棟建っているのだが、その団地の2、3メートル手前を光る物体が
右から左へ浮遊しながら移動している。
「なんだあれ」と兄と目を凝らしてみると、その物体は人の形をしていた。
人ではなく人の形をした何かだった。
棒人間とでも言うのだろうか、昔のテレビゲームに出てくるようなドットで描いた人のようだった。
そいつが向かいの団地の12階の高さの空中を全身から光を発しながら、走るように移動
している。「走るように」とは手足を陸上ランナーの振り上げているのだが、動いている
速度が歩いているのと変わらないからだ。
二人で呆気にとられて、その光景を見ていると、そのうち視界から消えた。
我に返り、急いでベランダに出たが、もうそれは忽然と姿を消しており、いつもの夜の
ベランダの景色が広がっているだけだった。
今でも、あれが何だったのか想像もつかない。電飾をつけた全身タイツを着た人間だった
のではないかと言われれば、そんな感じがしないでもないが、空中を歩いている時点で人間じゃない。
余談だが、それが起こる1週間ぐらい前の夜中、
親父と帰宅した時に上空に浮かぶUFOと思わしき、楕円系の光源を見た。
左右に微妙に揺れながら、宙に停止していた。
急いで家に入り、双眼鏡を持って外に出たら、もう消えていた。
実は、これも夢だと思っていて、この話をしたら、親父に「一緒に見ただろ」とつっこまれた。
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