SSブログ

逃げ道なし [洒落にならない怖い話3]

死んだかもしれないけど、怖くない(?)話

父は精神医療センターの職員をしている。
ある年、外来担当になったんだ。
仕事のために外来患者用の診察室に入るたびに、なにかヤバイものを感じていたそうだ。

数ヶ月後、診察室から叫び声が聞こえたので、慌てて駆けつけると、腕から血を流した医者が
椅子を持って、刃物をもった患者と対峙してたんだって。
刃物を持った患者を職員総出でなんとか取り押さえて、医者も腕を切られた程度ですんだらしい。

医者曰く「入ってくるなり包丁を取り出し、切り付けて来た。逃げようにも犯人の後ろに出口があった
ので仕方なしに椅子で応戦した。」

精神を病んでる人を扱っていて、こういう事態も予測されておかしくないのに、診察室は狭く、
入り口も一つしかなく、そこにやばい患者が立ち塞がると逃げ場がなかったんだって。
父がなんとなくヤバイなって感じてた正体はこれだったわけだ。

今では改装して、二つ出入り口を設けたらしい。

スポンサーリンク




nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。