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池の中 [洒落にならない怖い話33]

四年前の学生時代のマジ話。
当時車にハマっていて、
毎晩峠を走って遊んでいた。
その日の夜も三人で峠に行ってたんだけど、
山道で友達の一人が脇道を見つけた。

友1「…こんなとこに道あったけ?」

この峠はよく来るので、知らない道はない。
初めは工事か何かで重機が入った跡だろ…という話になったんだけど、
冒険心もあって、その脇道を進んでいくことになった。
林に囲まれた獣道を、揺られながら1、2k。
道が悪く、いよいよ車では進めなくなってきた所で、
池があり行き止まりになった。
俺達は車を降りて、池に近づいていった…。



64:本当にあった怖い名無し:2005/11/17(木) 23:15:13 ID:BfBhYSnBO
続き…。
池はあまり大きくない楕円形で、
深さは2mくらい。
周囲から中央に向かって板を並べた平らな橋がある。
水は結構透き通っていて、水草が沢山生えているのがわかった。
ライトに照らされた池は、
なんとも綺麗だったのを覚えている。
橋の上で20分ほどだべった後、そろそろ行くか?
ーみたいな話をしてた時。

ーボチャァンン!

友1が足を滑らせて池に落ちたのだ。
初め驚いたけど、
水面から顔を出す友1を見ると笑ってしまって…。

みんなで笑った。
いい思い出だ。
そう思っていた。

ところがひとしきり笑って、いざ友1をよく見ると、
何故か苦しそうにもがいていた。
それは明らかに溺れてる様子で、
俺達が「どうした!?」と聞くと、

友1「足に何か絡んでる!
  なんかに引っ張られてるみたい!」

ーと、いうのだ。



65:本当にあった怖い名無し:2005/11/17(木) 23:16:28 ID:BfBhYSnBO
続き…。
友1の急なSOSに、
最初俺達も冗談だろと薄笑いしてたんだけど、
どうもマジみたいだった。
取りあえず引っ張ったが、なかなか引き上げれない。
俺は何が絡んでるんだろ(水草か?)と、
不思議に思って池の中を見てー

ー俺は引きつった。

池の中に誰かいた。
そいつはどこを見るともなく水中を漂っていた。
死体だった。
俺は泣きそうになって友2を見た。
友2も同じものを目撃したのだろう、真っ青な顔してた。
逃げ出したい気持ちを抑えて、
全力で友1を引っ張り上げると、
友1の両足に絡むように青白い腕が…。



68:本当にあった怖い名無し:2005/11/17(木) 23:21:05 ID:BfBhYSnBO
続き…。
友1を橋へ上げると俺と友2は逃げ出した。
友1がその場でゲホゲホしながら、「なしたのよー?」
と言ってくるので、
「お前もいいから来い!走れや!」と、
怒鳴って車に乗り込んだ。
そして狭い道を無理矢理ターンして、
一目散に入り口の国道まで逃げたのだー。
続き…。
その後、俺は無言で車を走らせ、
友2はつぶやくように「何なのよ…」と連呼していた。
友1はただならぬ雰囲気に、口をつぐんでいるようだった。



72:本当にあった怖い名無し:2005/11/17(木) 23:23:33 ID:BfBhYSnBO
続き…。
峠を抜け、街の明かりが見えてくる。
落ち着いたところで友1が恐る恐る口を開いた。

友1「どうしたんだ?お前ら…?」

俺は友2と顔を見合わせてから、
ゆっくりとこう言った。

「…お前の足に女がしがみついてた…
 多分死んでたと思う。
 ただお前の足を、もの凄い力でずっと掴んでた…」

ー完


ケータイからで見苦しかったかもしれません。
お詫びします。
少しだけ会話の内容なんかを面白くさせています。
読んでくれた方、
ありがとうございました。




73:本当にあった怖い名無し:2005/11/17(木) 23:24:41 ID:davANeJh0
ケーサツには通報したのか?
水死体だど!



76:本当にあった怖い名無し:2005/11/17(木) 23:30:33 ID:BfBhYSnBO
>>73
その死体は、
ダチを全部引き上げたときに、
ズルッと落ちていきましたね。
ケーサツは一切なにも…
俺達のなかでなかったことにしました。

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血の滴る蔵 [洒落にならない怖い話33]

間違えて重複スレに書き込んでたのかよ・・・orzクソッ!クソッ!
まぁ、いいか。今夜も重複の方に書いた友人の話をさせて貰うよ。

彼の実家には蔵があるらしいんだよ。まぁ、今じゃ物置状態で全く出入りしないらしいけどね。
ある日彼の母が何かの用事で蔵に入っていったそうだ。
そこで桐の箪笥?だかを開けて中の物を整理していた時らしい。
次の段を開けるとそこには血がついた着物が入っていたんだそうだ。血は上の段から滴っているらしく、発見した当時も少しづつ滴っていたらしい。

ネズミ捕りを仕掛けていたからそれにネズミが掛かって死んでるのかなと思い、確認しようとその上の段を開けた。
そこには何故か生首が入っていたと云う。それも今首を落とされたばかりと思えるほど血色の良い生首が。
彼の母は呆気にとられて生首を手に確認した後ビックリして母屋に戻ったそうだ。
そして彼(友人ね)に「蔵の中に生首あったw」と言い、二人で見に行ったらしい。
友人が見に行った時にはもうなかったそうだが下の段の着物には血らしき茶色染みがあったそうな。

彼の母は家系的に昔からこの手の現象に慣れているらしい。
これ以外にも色々あったらしいが聞けずに終わっちまった。とにかく豪傑マザーだそうな

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井戸の一つ目 [洒落にならない怖い話33]

46 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2005/11/17(木) 14:20:54 ID:9gh0u7OPO
実家の町外れに今も神社がある。子供の頃、その神社で遊んでた時に起きた。
かくれんぼとかしていたのだが、俺は飽きて鎮守の森のなかをぶらついていた。森のなかに台のようなものが目に入り近づいてみた。とても古そうな井戸だった。

結構厚めの木の蓋をどかして中を覗く、井戸はまだ枯れてはなく、飲んだわけではないが、水も飲めそうだった。
ふと水面の変化にきずいた。その水鏡に私が映ってる。もう一人映ってる。
一緒に遊んでた奴かな?と思い顔をあげたが誰もいない。

もいちど水鏡をみる。やはり俺以外もう一人井戸を覗いてる。よく水面をみるとそいつは子供じゃなく大人で、目が一つ。
その事にきずいたら一目散に家に帰った。
今でもなんだが、時々、所々にある隙間から井戸の一つ目が俺をみてる時がある。
駄文長文スマヌ

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