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くねくねの正体 [洒落にならない怖い話8]

忘れもしない7月1日、一本の電話からそれは始まりました。
「もしもし?」 ぱんっぱんっ
まるで拍手を打つような音だけが聞こえ、そこで通話は切れました。
0742○×△・・・
番号が表示されていたのですぐに掛け直しました
「NT○ド○モです。お掛けになった番号は現在使われておりません。番号を・・・」
ゾクッとして思わず切りました。
(着信履歴から掛けたはずなのに・・・)

仕事が忙しかった事もあり電話の件は忘れていました。
その日の帰り道に友達Aに会いました。
仲が良く色々悪い事もしたつれです。すぐそのまま飲みに行きました。
私の家が近かったものですから近くのスーパーで買い物をし帰宅しました。
他愛もない話に花をさかせ、夜もふけてきた頃に突然Aが話しはじめました。

A「お前覚えているか?」
いきなりの質問でしたし何の事かわかりません。
A「Bと3人で先月ドライブ行っただろ?で○×山でみたあれだよ。」
私「Bがくねくねを見たって騒いで俺がくねくねの正体は
えんらえんらって昔からいる妖怪だろ?ってばかにした時のか」
A「そう。そんでわざわざUターンして見に行ったら・・・・」
私「それがどうしたんだよ」話の要領が得ずイライラしてきた
A「Bが死んだんだ。」



862: 2:2010/01/27(水) 14:06:10 ID:3yGfAIds0
Bがみた場所に戻ると何もみえず私達はそのみたという場所を散策しました。
そこには朽ちた小さなお社と何本も釘が打ち付けられた大きな木があり
誰かの呪いが具現化してみえたじゃないと茶化し帰宅しました。
その3日後くらいにBが「何も見えないし、
誰もいなんだけども何かがいるんだ。怖いんだ」

と相談してきましたが私は幽霊など信じていないので
「あんな不気味なものを見たから恐怖心に心が支配されているんだよ。
なんならお祓いに行け」と相手にしませんでした
そんなBが死んだ。いつ?

A「家の中でな。自分の家族が2人いるんだと。1階でみたのに2階にいる。
リビングにいるのにトイレからでてくる。両親が怖いって。
自分の部屋を開けたら1階にいたはずの母親がいきなり抱きついてきて
あまりに重くて気を失ったって話を聞いた」

私「ドッペルって誰かが呪いかもってサイトで書いてあったよな?
でもなんで自分じゃなくて両親なんだ?」
A「Bにとって自分をみるより両親の方が怖かったんじゃないかな。」
私「あの木の所に俺達以外に誰かいたのか?っているわけないよな・・・。」
沈黙が続き、酒がなくなったので近くのコンビニに買いに外にでた。



863: 3:2010/01/27(水) 14:07:24 ID:3yGfAIds0
電信柱の所に誰かいる。左目が異様に大きくムンクの叫びの様な子供。
そいつがいきなり奇声を上げ四つん這いになって追いかけてきた。
意味もわからず逃げる俺達。
A曰くなんで包丁もったお前が追いかけてくるんだよと。
?後を振り返るケケケケケケと笑いながら中年のおっさんが包丁を手に追いかけてくる。

はぁはぁはぁはぁ
ケケケケケケミッキャキャキャッ~ケタケタタケケケタタタ
真後ろにせまってくる。耳元で声がする。
家の前の路地に入ると急に静かになった。
私「なんだったんだよ今の」
A「わからないけど、とりあえず家に入ろうぜ。まだ安心じゃない」

全力で走ったせいか息切れがひどい。倒れこむように部屋に入った。
パキンっと音がし、バタン 神棚の御札が落ちた。
よくみると所々赤黒く染みだらけである。
怖くなりAの方を振り返るとそこには血だらけのAがいた。
その背中にAをめった刺しにする私の祖父
「大丈夫だから。大丈夫だから。」と笑いながら



864: 4 ラスト:2010/01/27(水) 14:10:11 ID:3yGfAIds0
着信音が鳴り響く
部屋には誰もいない。Aもおじいちゃんも
奈良の実家からの電話だった。おじいちゃんが亡くなったと。
今起こった状況が飲み込めず呆然としていると良かったなとAの声が聞こえた気がした。

24ばりの長い一日が終わり葬儀で忙しく落ち着いてから
AとBに電話をかけた。電源が入ってないとの通知だったので
実家にかけるとAは6月27日にBは6月23日に亡くなったとの事だった。
おじいちゃんは御札の神社の氏子をしていてその日はお祭りだったらしい。

その晩に何の前ぶれもなくぽっくりと笑顔で亡くなったので
幸せだね~とみんなは口々に言っていたのだが
私だけは本当の死因を知っている。
おじいちゃんありがとう。でも昨日みちゃったんだ。
自分の部屋のトイレからじいちゃんが無表情ででてくるのを。

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友達の母親 [洒落にならない怖い話8]

皆の意見も聞きたくてここに投下

昨日起きた話なんだけど
友達の家に泊まってた(4人)
で、夜中だけどめっちゃ騒いでた

そしたら泊まってた友達の母さんが
「もう父さんも寝てるし静かにしなさい」
って言われた。そしたら友達が
「じゃあ、布団敷いて部屋暗くしてPS3で怖いやつみるか」
って事になった。で結構ヤバイのとかあって盛り上がってた。そんな感じで3時位まで見てて
めっちゃ怖いのを見てすっげー皆でビビって

3時なのに自分でも五月蝿い位盛り上がってたらいきなりドアがあいて
「うるさい、静かにしろ」って言われた。
で俺らシーン。

ドアが閉まりもう1人の友人が
「お前の母さんものすげー怖い顔してなかった?暗くてよくわかんなかったけどめちゃびひったわww」
と言い俺が 俺もあせったわーって言って
その友達見たらなんか怖がってる顔してた
で何かの冗談かと思って なにしてんだよw
見たいなノリで話しかけたら

「あれ、ちがう、俺の母さんじゃない...」
って言ってて。で俺ら唖然。
最初は皆信じて無かったけどもうそいつ涙目
しかもずっと震えてた

で朝になって詳しく聞いて見たら
もう母さんとは別の顔。物凄い形相。
髪型も違かったらしい。
それが昨日(正確に言うと今日)
起きた話

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妖怪カラコロ [洒落にならない怖い話8]

一応自分が実際に体験した話。
正直、聞いてる分には全然怖くないかもしれんけど。

専門学生の頃に深夜専門でコンビニのアルバイトをしてた時期があるんだが、
ある日の1時頃に駐車場の掃除をしてたんだが道路を挟んだ向こう側のほうで
何か乾いた物を引き摺る「カラカラカラ」って音が聞こえてきたんだよ。

最初は、「こんな時間に酔っ払いが木の枝でも引きずってあるいてんのかな?」と
軽い感じで捉えてたんだが、通り過ぎていったと思ったら、また戻ってきてと
往復を繰り返してる事に気づいたんだよ。
しかも移動スピードが徐々に加速していて明らかに在り得ない速度で移動してる。
流石に気持ち悪いなと思ったんだが、勤務時間はその日は3時までだったから
駐車場掃除はそこそこにして店内に戻ってバイトを続けてた。

んで、勤務時間も終わって深夜3時に店を出たんだけど、
その時には音も止んでて気のせいだと思って自転車に乗って家に帰ってたんだ。
けど、少し店を離れた位からまた「カラカラカラ」って聞こえてきた。
俺の後ろから。



569: 本当にあった怖い名無し:2010/01/22(金) 23:17:02 ID:OsxKnZAM0
びびって少し早めに自転車を漕ぐが、音は明らかに俺に付いてきてる。
俺の家はバイト先の店から10分位しか離れてないから
ここはむしろ焦って行動した方が危険だと思って、早めにでも慎重に自転車を漕いでいく。
音は俺から10m以上は離れてるがぴったりと付いて来る。

家の近くの所まで来てあと角を3つ曲がったらすぐに家につくという距離まで来たとき、
一つ目の角を曲がった途端、音は急に俺の真後ろまで接近した。
「カラカラカラ」という音が「ガラガラガラ」と大きく背後で鳴り響いた時は流石に全身から鳥肌が立った。
緊張はピークにまで達してたけどもう家まであと少しという所まで迫っていたから
振り返りたい気持ちを必死で堪えて兎に角自転車を漕ぎ続けて、
家の門が見えた時には、すぐさま飛び込んだ。

家までついたという安心感か、びびりながら振り向いた先には
拍子抜けだろうが何もいなかった。
その次の朝には家族に深夜にあった事を話して笑われた。
が、その日のうちに俺は自転車でこけて左ひざの靭帯が切れる怪我を負ってしまった。

幸い切れたのは後十字靭帯でめちゃくちゃ痛かったが歩けたので家族とその日のうちにお払いにいったよ。
母からは「妖怪カラコロ」とか変な名前を付けられたそれは家族の間で暫く茶の間を賑わす話題になってた。(俺が怪我したのにw)

それから、4年くらいたった去年の事なんだが兄(長男)から唐突にこんな話をされた。

兄「あの当時にさ、お前には言えなかった事があるんだけど実はその音は俺も聞いてるんだよね。
 大分昔なんだけど次男(これも兄)にさ、『何か気持ち悪い音が聞こえるから一緒に聞いてくんない?』って
 言われて、一緒に部屋で外の音聞いてたら確かになんかお前が言ってたような音が聞こえて、
 二人して気持ち悪いなって話してたんだわ」
俺「ちょ、言えよ!」
兄「だって、うちの周りで聞こえてたんだぞ、そんなこと言ったら余計びびらすだけだと思って言えなかった」

随分前からうちを狙ってたみたいですorz
ちなみに今でも一年に一回くらいは聞こえる。

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