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ドアスコープごしの警察官 [洒落にならない怖い話41]

410 名前:VIPがお送りします。[]:2007/07/26(木) 02:53:56.08 ID:x8WgMFqP0
これは、一年くらい前の話です。
私は、居酒屋のバイトが終わり自分のマンションに帰っていました。
エレベーターに乗り、私が住んでいる階についたので降りようとしたとき、
帽子を深くかぶった男がエレベーターに走りこんできて、
私とその男の肩がぶつかり、私は、「すみません」と言いました。
しかし、その男は、顔を伏せたままエレベータの扉を閉めて降りていきました。
変な人だな~?と思いましたがたいして気にせずに家に帰り、ジャケットを脱ぐと
血のようなものが付着していました。「!?なに!?これ・・・」  
すぐに気づきました。さっきの男とぶつかったときに付いたのだと・・・・。
その日は、何もなく眠りました。
それから、二日後にニュースを見ていると、私のマンションで殺人事件があったと報道
されていて、「まさかな~?この間の男が・・・。」と思いましたが、別にその人を特
定できるものを持っているわけでもないので、警察にも言いませんでした。
そして、一週間くらいたったある日、もうその事件のことは、忙しさで忘れかけていた
頃、「ピンポーン」とインターホンがなったので「はい?」とドアのスコープごしに見
ると警察官が立っていました。その警察官は、
「このマンションで殺人事件が起きたことをしってますか?そのことについて知ってい
ることがあれば教えて欲しいのですが?このマンションに住んでいる人全員に一応聞い
ているんですが有力なてがかかりがないんですよ・・・」
私は、疲れていて、それに夕ご飯の最中だったので、
「いえ・・・・、何も知りませんけど。すみませんね」というと警察官の人は、「あり
がとうございます」と言って帰って行きました。
私は、ジャケットに血がついていたことを言おうと思ったのですが、言いそびれた感じ
がして、いまさら言っても仕方ないと言う感じだろーし、言いませんでした。
そして、さらに二ヵ月後くらいにその犯人が捕まったと報道していました。
私は、へー、捕まったんだ。よかったなぁ。と思い顔写真が映ったのでそれを見てみる
と、私は、背筋が凍りました・・・・・。
そこに、映っていた顔は、あの警察官だったのです・・・・・。
もしあのとき、私が、ドアを開けていると・・・・・・・。

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