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夜の挨拶は苦手だ [洒落にならない怖い話41]

392 :半ボッチ:2006/03/28(火) 20:33:58
俺は近眼で目が悪いんだが、その所為で見ず知らずの他人に挨拶してしまう事が多々ある。
特に夕方や夜は3,4m離れた状態だと誰だかよく分からない。
挨拶された方も変なあんちゃんに突然挨拶されたもんだから戸惑うし、俺も間違いに気が付いた瞬間かなり恥ずかしい。
そして変な空気になる。だから俺は夕、夜の挨拶は苦手だ。
そういう事もあるから前から来る相手が見覚えある人かどうかを姿形で捉え、知り合いだと認識した時にやっと挨拶するような癖が付いてしまった。
一昨日の夕方、近所を犬の散歩していた時に俺は間の抜けた馬鹿をやってしまった・・・
前からこちらに歩いて来る者がどう見ても見覚えのある人だった。
俺は自信を持って挨拶した。
しかしよ~く見たら俺のおふくろだったのだ!!
ご丁寧におふくろに挨拶してしまった!
おふくろも俺に気が付かず「あっこんばんはー」だって。
おふくろは俺に気付くと「何やってんの!」と、なんか俺怒られた。
お互いさまだろー!って思った。その日の晩飯はサバだった。
おふくろは「お互いサバー」だって。

次の日の夕方犬の散歩をしていたら、また前から見覚えのある人が歩いて来た。
昨日の事もあるし今度は失敗しないように、よ~くよ~~く確認したらまたおふくろだったのだ!
あぶねーあぶねー。
向こうは俺に気付いてない様子だったので、悪戯気分ですれ違いざまに挨拶してやった!
絶対俺だと気付かず返しの挨拶が来ると思ったがそのまま通りすぎて行ってしまった。
何だよ今度はムシかよって思った。その日の晩飯は茶碗むしだった。

昨日といい、これは何か意味があるのか・・・
明日おふくろの墓参りに行って魂を静めてくださいとお願いしてくる。

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