SSブログ

サッカーボール [洒落にならない怖い話31]

俺の姉が小学校5年だからまぁ13年前かな。まぁ、姉(麻衣)、姉の友達(美雪)ということで。
美雪ちゃんと姉は仲が良くて、いつも一緒に遊んだり学校いったりしてたごく普通の子達だった。

ただ一つ美雪ちゃんが霊が見える子だって言うことを除いては…
姉の小学校ってさ昼休みが清掃の時間でだったんだけど
ある昼休み、姉と美雪ちゃんは他の子達も居たんだろうけど教室の掃除をしてたんだ。
小学校ってさメダカ飼ったりする水槽があったよな?
んで姉の教室では余った机の上に水槽を置いて、教室の隅においてたんだ。
姉は床にホウキがけしてるときに何か違和感を感じてふと水槽のほうを見たんだ。

机の下にはただサッカーボールがあるだけ……姉はすぐに気づいた。
いや、違う、あれはサッカーボールなんかじゃない…
机の下に血だらけで赤い血管の浮き出た大きい目玉があったんだ。
姉は絶句しちまって美雪ちゃんに「美雪ちゃん、あれ…」って言おうとして肩を叩いて「みゆk…」

まで言ったとき、美雪ちゃんは振り向かずに
「麻衣ちゃんも見えるんだ…目合わせないほうがいいよ…気づかれるとまずいから…」
その時姉は初めて美雪ちゃんが霊が見えるって事を知ったんだそうだ。
霊が見える人と一緒にいると力が移るってたまに言うけど本当らしいな。

スポンサーリンク




nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。