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部屋の中の男 [洒落にならない怖い話28]

私は大学時代に一人暮らしをしていました。
友達もできずに毎日一人きりの生活でした。
あるひバイトからかえると部屋の中に一人の男がいました。

人間とは思えない感じですが、幽霊とも思えませんでした。
ニコニコと笑って私を迎え入れてくれました。
私はそいつに向かって毎晩はなし続けました。

学校で一人なこと、友達ができないこと、寂しいということ
そいつはニコニコ笑って聞いてくれました。
毎晩いるので毎晩はなしました。

あるひその男が私の体に触れようとしました。
気がついたら朝でした。
電話の呼び出し音で起きたのですが、知らないやつの名前が表示されていました。

不思議に思いながらも電話を取ると彼は
「なにしてんだよ、早く濃いよ」
と親しげに話してきます。



347:346続き:2006/05/22(月) 15:38:49 ID:u9t9LF1B0
全く分からないまま学校に行くと、みんなが私に声を掛けてきます。
今までは私なんか無視していた人たちが…
あまりの状況に吐き気を覚えました。

それどころか、彼女という人まで現れました。
よくよく日付を聞くと1週間が過ぎていました。
みんなはいつもと違うと言います。

怖くなり家に帰りました。
そいつはニコニコ笑って座っていました。
どういうことなのか?

たずねても笑っているだけなのです。
最初は1週間だったのに今では1年過ぎています。
朝起きると妻がいます。娘もいます。

会社では重要なポストについています。
でも私のやってきたことではありません。
だれか助けてください。

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