SSブログ

死の瞬間 [洒落にならない怖い話14]

キューブラー・ロスという有名な死の研究者は知ってますか?
「死の瞬間」などの執筆で知られる彼女は、死後の生や輪廻転生に肯定的でした。
彼女の著書や講演に勇気付けられ、自らの死を克服した人は数多くいます。

しかし、今や亡き者となってしまった彼女が、
死の数ヶ月前に辿りついた結論は、世に余り知られていません。
それが余りに恐ろしいものであったため、親族が口を噤んでしまったからです。
彼女が辿りついた結論とは、「死後の生はなく、死後の無もない」というものでした。

つまり、人間は「死ぬ瞬間の光景、感情、痛みを感じながら、そこで時間が停止する」
状態になるのだそうです。
時間が停止するので、意識を失うことはありません。無にはなれません。
大抵の人が死の瞬間は苦しみます。
死ぬ瞬間のその苦しみを永久に感じ続けるのです。

生前自分の死を受け入れていた彼女も、
この結論に辿りついて以来、気が狂ったように叫び、
その瞬間が来るのを恐れ続けたといいます。

スポンサーリンク




nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。