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ラジオの受信 [洒落にならない怖い話7]

怖いかは微妙なんだけど。

昔住んでいた家はとても古くカビだらけで、おまけに家の北側が墓場。
しょっちゅう金縛りにあったり、何かの気配を感じたりで早く引っ越したかったんだけど、
気にしすぎだと思って我慢していた。

それでも怖いものは怖い。特にお風呂!
風呂場は暗くカビ臭くてとても嫌な感じだった。おまけに、窓は藪を挟んで墓場に面している...
とは言え、風呂に入らないわけにはいかないので、ラジオをつけ明るい曲を聞きながら怖さを紛らわしていた。

ところが、ある日の夜。
いつものようにラジオを流そうと、
適当に局を選んで、お風呂に入っていたら、突然、曲から女性の声に切り替わった。
しかもすすり泣くような、おえつ混じりの声だった。
びっくりして、ラジオを切ろうとすると、今度は低い声...お経だ。
理解したとたん、鳥肌がたち、わぁ!!!!!!!とラジオを放り投げて、風呂場から逃げた。

多分、ラジオドラマでもやってたんだと思う。放送欄を確認してもそれらしいものは、なかったけど。

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