SSブログ

朝礼台 [洒落にならない怖い話5]

中学2年の頃の話。
新学期の校長の挨拶で使う重い朝礼台は校庭端の倉庫から運ぶが、
その作業は体育教師に指名された生徒4人でやる。

俺はたまたまその一人に指名されたが、靴がすっぽ抜けたら
ケガすると思って靴ひもをきつくしめあげた。
いっせーのせで台を持ち上げたら台の対角線を持つ馬鹿が
勢いよく持ち上げて俺の足の親指あたりにぶつけやがった。

痛ぇと思ったがさっさと運んで列に並ばなきゃいけないのでその場は我慢した。
朝礼中俺は頭から血がすーっと抜ける感覚とともに立っていられなくて
その場で倒れた。よく見ると靴が真っ赤であわてた担任と保健委員が
俺を保健室に運んでくれた。

先生が靴下を半分脱がしかけたところで靴下のさきっちょに妙に重みがあるのが
分って救急車を呼ぶことになった。
その日以来朝礼は体育館で行う事になった。

スポンサーリンク




nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。